“納豆納涼祭”でネバネバな夜、大量の納豆食べ放題イベントレポ。

2015/07/22 22:09 Written by Narinari.com編集部

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周囲に漂う納豆臭。ここは、納豆工場……ではなくて、お台場です。観光客やカップルでにぎわうオシャレスポットで、先日、7月10日は“納豆の日”に納豆まみれのイベント「納豆納涼祭!〜納豆好きのためのネバネバ120分〜」が行われました。

平日の開催にも関わらず、チケットは売り切れ。皆さん納豆が大好きなんですね。会場に入ると“鉄分”たっぷりの鉄道ソングと共に、押し寄せる納豆の香り。会場中が納豆の匂いに包まれます。入り口右手には、大量の納豆とトッピングメニュー。

オリーブオイル、ごま油、天かす、裏ごし梅、ねぎ、塩、レモン、ラー油、からし、納豆だれ、が置いてあります。

日本一の納豆「つるの子納豆」は、大粒でツヤツヤです。こんなに大量の納豆は初めて見ました。納豆好きにはたまらないイベントになりそうですね。開始前から期待が高まります。


◎納豆イベント開催直前、納豆を愛する主催者にインタビュー

開催前に納豆納涼祭の進行責任者・濱崎勝明さん、司会進行・堀込聖美さんにお話を伺いました。

 ――納豆納涼祭開催のきっかけは?

濱崎:もともとは飲み会で決まりました。納豆を食べながら、納豆話で盛り上がり、勢いでイベントになった感じですね(笑)。
堀込:納豆オムレツや納豆チャーハンが美味しい、立会川の『たつみ』という居酒屋で飲んでいたんですね。その時に、みんなで楽しく納豆を囲んでイベントしたいと話したことがきっかけです(笑)。

 ――納豆好きの飲み会ですか?
濱崎:実は納豆は関係ないんですよ(笑)。鉄道好きなメンバーの集まりでした。もともと、カルチャーカルチャーで鉄道イベントをしたこともありまして。 (※だから会場のディスプレイやBGMに“鉄分”が多かったのですね)

――堀込さんは昔から納豆がお好きなんですか?
堀込:はい、納豆ファンです。本当に、納豆が好きという気持ちだけで始まったイベントですね。

――毎朝、納豆を召し上がるのですか?
堀込:そうですね。今日も食べて来ました!

――濱崎さんも納豆はお好きですか?
濱崎:実は、そうでもなくて……(笑)。
堀込:私の熱意に押されて、納豆納涼祭を開いた感じです。
濱崎:でもイベントが決まってからは、毎日納豆を食べていますよ!


――納豆の魅力について教えて下さい!
堀込:合わないものがないですね! 私は、なんでも合わせちゃいます。

――変わった組み合わせはありますか?
堀込:変わっているのは、納豆アイスですね。本日のイベントでも用意しています。全て混ぜるんじゃなく、適度にざっくり混ぜながら食べるのがオススメです。塩気のあるタレと一緒に食べたほうが美味しいですね。

――ぜひ挑戦してみたいと思います! 濱崎さんのオススメの組み合わせはありますか?
濱崎:僕はスタンダードなものが好きですね。ねぎみそと一緒に混ぜるのも美味しいです。あとは、サラダと一緒に食べるのもオススメです。意外とイケますよ。
堀込:納豆には、タブーがないんです。

――置いてあるトッピングも、どれを混ぜてもおいしそうですよね。
濱崎:自分の好きなトッピングで楽しんでもらうほか、オレンジページさんと一緒に作った、オリジナル納豆レシピなども味わえます。 

――今日のイベントの意気込みを教えて下さい!
堀込:あくまで主役は納豆なので、私はそれを引き立てるカラシになりたいです!
濱崎:今日は、今年2月に行われた、全国納豆鑑評会で日本一である農林水産大臣賞を受賞した「つるの子納豆」のメーカーの菅谷食品さんにも来てもらっています。納豆の品質にもこだわったイベントです。


 ◎組み合わせは無限大! トッピング納豆を試食。


本日の納豆納涼祭はフリーライス&納豆食べ放題です。好きなだけ、好きな食べ方で、納豆を思う存分食べられるという、納豆好きには夢のようなイベント。では、早速試食してみましょう。

 

まずは和風メニュー「ごま油、梅、ネギ、のり」。スタンダードでなかなか美味しい仕上がり。梅の酸っぱさをごま油がマイルドにし、納豆もからんで、なめらかな食感です。

次は洋風メニュー「レモン、塩、オリーブオイル」。オリーブオイルを入れても、レモンと塩があっさりしているので食べやすいです。こちらもオススメです!

◎当たり前だけど、全部納豆入り! オリジナル納豆メニューを食べつくす。

納豆メニューもいろいろあります。カウンターの上には納豆料理がずらーり。電車のおもちゃもディスプレイされており、鉄分も補給できそう!?

 メニューのラインアップは、「特製納豆オムレツ」「納豆天ぷら」「揚げたてフライドポテト、からあげと納豆マヨソース」「納豆出汁巻きたまご」などなど。

フライドポテトとから揚げは、特製納豆マヨソースと一緒に。白いマヨネーズを良く見ると、茶色い納豆の粒が……。もちろん、糸を引きます。

コラボメニューとして、そうめん研究家ソーメン二郎とコラボした「納豆汁withソーメン二郎」や、オレンジページとコラボしたメニューも。

「納豆アボカドトマト」はさっぱりとした味わい。「納豆キムチハム」はハムの塩気と食感がポイントになっています。会津の味噌店会津天宝醸造とコラボした「ねぎみそ納豆」「納豆汁」、ふりかけの老舗店新橋玉木屋とコラボした「納豆×玉木屋様ふりかけ」などもありました。

納豆汁は匂いが強烈でしたが、濃厚で美味しかったです。一部個数制限のあるメニューもありましたが、次から次へと料理が出てくるので、ほぼ食べ放題状態。納豆もたっぷり入っていて、お腹がいっぱいになりました。

参加者からは「納豆キムチハムにねぎみそを入れると美味しい!」などの感想も。そのままメニューを食べるもよし、自分たちでアレンジしてもよし、メニューの組み合わせは無限に存在します。

玉木屋さんでは、グリーンカレーや、ホットサルサなど、世界各国の料理をモチーフにした、珍しい振りかけも販売していました。

筆者が個人的に気に入ったメニューは「納豆そうめん」です。あっさりしていてこれからの暑い夏にはオススメだと思います。

そして、スペシャルメニュー「納豆アイス」にも挑戦してみました。なんと、あの高級アイス“ハーゲンダッツ”のバニラに、大胆にも納豆を混ぜて食べるというもの。納豆をアイスにのっけちゃいます。もう後には戻れない!

糸ひいてるぅぅ〜。最初は恐る恐る口に運んだのですが、これが意外に美味しい。納豆特有の臭みはなく、ホクホクとした豆の食感が際立ちます。ほのかに納豆の香りがして、粘り気があるバニラアイスは新感覚でした。

思い切ってたっぷりのせてみました。キャラメルに見えなくもない。ほんのり、きなこアイスのような味もする印象です。口どけは、これまで食べたどのアイスよりもまろやか。こちらも、この夏オススメです。

「納豆納涼祭」にこなければ、一生食べることがなかったであろう“納豆アイス”。その意外な美味しさにびっくりです。新たな納豆の可能性に気付かされました。


◎納豆メニューと共に、納豆豆知識も摂取。

司会の堀込さんを中心に、ゲストの菅谷食品・関本政英さん、堀込さんも活躍するSUPER BELL"Z 野月貴弘さんを交えて行われた納豆トーク。縄文時代からあったと言われる納豆の歴史や、菅谷食品での納豆工場の見学の様子などについての話題も。



トークの中で気になったのは、納豆グッズ「なっとうの友」。堀込さんも「これすごい早く混ざるんですよ。朝、時間がない時に、2、3回混ぜるだけで食べられます」と話す、優れもの。

お客さんが実演してみると、本当にあっという間に白い糸が出てきました。そして、野月さんの出身地・北海道ではメジャーだという、砂糖を入れた納豆にも挑戦。

砂糖×なっとうの友では、これまでに見たことない分量の糸が、糸というか縄ですね……。砂糖を入れるだけでも、たくさん糸をひくようなのですが、この組み合わせはすごいです。

「なっとうの友」は先端にくぼみがあり、スプーンのように納豆を食べることも可能です。一家に一つ、「なっとうの友」いかがでしょうか?




◎まだまだ続く、納豆コンテンツ。オリジナルレシピに、じゃんけん大会

続いては、Facebookページで募集した納豆レシピを紹介。納豆とチーズを巾着に入れて焼いた「納豆巾着」や、納豆とチーズ、大葉などを入れ、揚げた「納豆揚げ餃子」などの紹介がありました。出演者も大絶賛の納豆メニューは「納豆納涼祭」のFacebook ページで見られます。 

最後はじゃんけん大会。うまい棒の納豆味や、納豆チップルなど、納豆お菓子の詰め合わせや、「なっとうの友」、納豆汁にも協力してくれた会津天宝醸造さんのお味噌などをプレゼント。



本日のイベントは納豆約300パック、お米約30キロが用意されたそうですが、それでも途中で納豆が足りなくなる事態に。途中でスタッフが買い足しに走る姿も見られました。追加の納豆が登場し、無事にイベントの最後まで“フリー納豆”を楽しむことができました。

 ヘルシーで栄養満点な納豆は、夏にうってつけの食品です。たかが納豆。されど納豆。様々な納豆メニュー、納豆トークで、納豆の魅力を再発見できた気がします。

また、心から納豆を愛する納豆ファンが、こんなにも多いことを実感しました。思う存分納豆を食べつくし、体中から納豆の香りを漂わせつつ、大満足で会場を後にしたのでした。

※この記事は、情報サイト「イベニア」編集部(取材:舟崎泉美)が執筆したものです。同編集部の許諾を得て掲載しています。

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