300円で梅干し×茶×イケメン、期間限定の「立ち喰い梅干し屋。」。

2015/05/03 19:30 Written by Narinari.com編集部

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東京・表参道ヒルズの本館地下3階にて、「立ち喰い梅干し屋。」が開催されている(〜5月6日まで)。メニューは、一粒の梅干しと一杯のお茶のセット300円のみだ。いったいどのようなお店なのだろうか。

選りすぐりの梅干し16種から「あなた好みの一粒」をスタッフが“梅干しソムリエ”のようにオススメしてくれるこのお店。さらに選んだ梅干しに合う、こちらも選りすぐりのお茶も5種の中から提供される。

筆者は和歌山に旅行して以来、梅干しが大好きである。旅の一食目、食堂で食べた昔ながらの「すっっっぱい!!」梅干しの味に驚き、一瞬でファンになった。旅行の道中、道路沿いの無人販売で、道の駅で、スーパーで……。至るところに手作りの何とも素朴な梅干したちが格安で販売されており、目にするたびに購入していた。

調べてみると「疲労回復」や「ダイエット効果」を始めとして、梅干しは体に良いことづくし。一日2〜3粒程度なら塩分の取り過ぎを心配することもないらしいので、去年からひんぱんに梅干しを食べている。

基本的に余計な味がしない、昔ながらのすっぱい梅干しが好きだ。甘いものや、さまざまな味付けされた梅干しは、あまり好きではない。

しかし!!!

今回の『立ち喰い梅干し屋。』では、 梅干しを凍らせた「アイス梅」や、「キムチ梅」「焼き梅」などの変わり梅干しも多彩。もちろん、昔ながらのオーソドックスな「田舎漬」や、梅干し業界では非常に珍しい無農薬・無添加の梅干し「すっぱい」なども用意されている。

ラインアップは以下の通り。(梅干し名/販売企業・農園)

・なちゅら / トノハタ
・アイス梅 / トノハタ
・こくの梅 / トノハタ
・田舎漬 / 中田食品
・なでしこ / 中田食品
・富之助のしそ漬け / 佐々木農園
・焼き梅 / 河本食品
・石川一号 / 吉田屋
・三年梅 / 吉田屋
・すっぱい / 深見梅店
・うすしお / 深見梅店
・はちみつ / 松本農園
・鶯 / 紀州梅干食品
・こんぶ梅 / 不動農園
・キムチ梅 / 不動農園
・蜜さくら梅 / 福梅本舗
(順不同・敬称略)

イベントを主催するのは竹内順平さんと切替瑶太さんによるユニット、BambooCut(バンブーカット)。昨年には「ナイス、すっぱい!『にっぽんの梅干し展』」も開催している。

梅干しに情熱を注ぐBambooCutが自信を持ってオススメする梅干しなら、変わり種も食べてみたい!! 開催初日、梅干し大好きのイベニア篠崎と、ライターたままい。の2人が、会場に乗り込んだ。

表参道ヒルズの一角に現れた和テイストの空間。もともと“場づくり”を本業とするBambooCutによる、細部へのこだわりが至るところに垣間見られる。店内には、写真家・浅田政志さんの梅干しをテーマにした写真作品がずらり。“梅干しに見える”色々な写真も展示されている。また、企業や個人による梅干し100個を並べた展示もあった。

その他にも、梅干し風の赤いランプ、天井から下がる壺のペンタントランプ、梅干しご飯を描いた絵画など、いたるところ梅干しだらけ。箸置きも梅の花をかたどったもの。こちらは「にっぽんの梅干し展」が京都に巡回した際にたまたま見つけ、「次回のイベントに使える!」と購入したそうだ。



白木のカウンター、墨で書かれたお品書き、内装など、一見すると小料理屋のよう。詰めれば10人ほどのカウンター席には、オープン直後からお客さんが途絶えることがなく、グッズ売り場もにぎわっている。ずらりと並んだ梅干しを眺めているだけで、口の中がキュンキュンしてくる。藍色のジンベエ姿がめちゃくちゃカッコイイBambooCutのイケメンスタッフに、オススメを聞いて注文をしてみた。

注文したのは、以下の梅干し。
・「うぐいす」+玄米茶(たままい。)
・「キムチ梅」+クキ茶(篠崎)

「うぐいす」は、甘めが苦手な人にも、梅の味がしっかりしていて、オススメだそう。何はさておき見ているだけで口の中に、じゅわっと唾液が出てくる。

肉厚な果実をちょびっと頂くと、さらにじゅわわっと唾液があふれる! そして、上品な甘みを一瞬感じた後、すっぱさもしっかり後追いしてくる。唾液にあふれまくったお口の中を、香ばしい玄米茶がさっぱりと流してくれる。

「ご、ご飯ください…!」(心の声)

そして「キムチ梅」は、ほんのり甘めの梅干しかと思いきや、キムチの魚介エキスが弱すぎず強すぎず主張してくる。確かに梅干しの味なのだが、確かにキムチの味。はじめて食べるのに、なぜか懐かしい味だ。

「ご、ご飯ください…!! あ、でも『キムチ梅』はキュウリにも合いそう…!」(心の叫び)

ちなみに、「キムチ梅」とセットのクキ茶とは、煎茶や玉露などの茶葉を選別する際に、クキの部分を集めたお茶だそう。香ばしい玄米茶とは対照的に、すっきりと飲みやすい味。

この梅干しとお茶の組み合わせは、事前に16種類すべての梅干しの味見を行った築地「うおがし銘茶」が、それぞれに合うお茶の組み合わせを考え、厳選した茶葉を5種用意したのだそう。それをBambooCutのイケメンスタッフが、「うおがし銘茶」直伝のおいしいお茶の入れ方で、一杯一杯丁寧に入れてくれる。

いろいろキュンキュンしながら、ひとときの癒しを楽しんだ後は、せっかくなのでお土産コーナーも物色。

ものすごく気になったのが「紀州産小梅干しのオリーブオイル漬け」(1500円・税別)。味見させてもらうと、まさにイタリアン! 口に入れると爽やかなオリーブの香りが広がり、香辛料が深い味わいを醸し出す。梅干しの酸味で後味もさっぱり。お酒のつまみに、いくらでもつまんでしまいそうだ。パスタソースにしても美味しいとのこと。

そして、「昔ながらのすっぱい派」なら、押さえておきたいのはこの一品。オーガニック梅干し「すっぱい」」(1500円・税別)だ。他にも、店内で提供している各種の梅干しや梅シロップの他に、見ているとよだれが出そうなベビーグッズ「よだれかけ」や、「日の丸弁当レターセット」、梅干しをモチーフにしたバッチなどのグッズも計30種販売されている。

「あなたの知らない梅干し」に出会えるこのイベント。ゴールデンウィークに、遊びに行ってみてはいかがだろうか。

☆開催日時
4月23日(木)〜5月6日(水・休)
11:00〜21:00
※4月26(日)、5月6日(水・祝)は20:00まで

☆場所
OMOTESANDO HILLS
POCKET(表参道ヒルズ 本館地下3階)



※この記事は、情報サイト「イベニア」編集部(文・写真 たままい。)が執筆したものです。同編集部の許諾を得て掲載しています。

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