“マッチョ時代”の幕開けぜよ、アイドルグループ「マッチョ29」結成。

2015/06/13 19:36 Written by Narinari.com編集部

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これまで「マッチョバスツアー」「マッチョカフェ」を実施してきた、株式会社ハイと日本お姫だっこ協会が、満を持して“マッチョ×アイドル計画”を始動させる。世の中のアイドル熱とマッチョ熱を融合させ、2015年を“マッチョの年”にし、世の中に笑いとエンターテインメントを提供するという。いよいよ、マッチョ時代の幕開けだ。

いったいそのアイドルとはどんなグループなのか、6月10日に行われたデビューイベントに足を運んでみた。

会場は東京・渋谷マルイ8階のイベントスペース。平日の夜にも関わらず、会場には「マッチョ29」の歴史的瞬間に立ち会おうと、すでに多くの人が駆けつけていた。

会場ではお手製のキラキラうちわを持った美女を発見。うちわの後ろにはメンバーの名前が入っている。さすがアイドルのコンサートである。デビュー前にも関わらず、もう熱心なファンがいるとは「マッチョ29」恐るべし。

話を聞いたところ、この女性は旦那様がメンバーなのだそう。夫婦でトレーニングジムを経営しており、奥様も大会に出場するとか。どうりでと納得の美貌とスタイルだ。


◎マッチョアイドル登場! ステージで躍動する筋肉に釘づけ!

マッチョたちのパンプアップのため、イベントは5分押しでスタート。ひとりひとりステージに上がり、お得意のポーズを披露する。撮影のためポーズを決める“タメ”が短かったり、筋肉を見せようとするあまり顔がうつむきがちだったり、アイドルとしてのアピール方法はまだまだこれからのようだ。

ちなみに「マッチョ29」の読み方は「マッチョ・トゥエンティ―ナイン」。愛称は「マチョニク」だそう。29人いるわけではなく、筋肉の“にく”とかけている。

全員がステージに上がるとやや狭そう。客席からステージが近いこともあり、ものすごい威圧感だ。ある意味オーラがある。そして早速デビュー曲「ビバ! マッチョ」が披露された。これが想像以上にキャッチーで良い曲。思わず口ずさんでしまう。それもそのはず、そうそうたるメンバーが関わっているのだ。

マッチョ29デビュー曲「ビバ!マッチョ」
作詞:鈴木秀尚氏(日本お姫様抱っこ協会会長)
作曲:田村信二氏(J-POPやアニメ・ゲームなど幅広いジャンルで活躍。多くのアーティストの楽曲を手掛ける)
楽曲プロデューサー:湯浅順司氏(A&R ディレクター、チーフプロデューサーとして「トイレの神様」制作、AKB48グループへの楽曲提供に携わる)

笑顔で歌い踊るマッチョたち。ゴリゴリの筋肉がついているので振りもダイナミックに見える。身体を動かすごとに表情を変える筋肉がたまらない。時にキュートに、時にワイルドに、ムキムキの男たちが会場を魅了する。

曲中には観客も一緒に歌うパートもあり、皆さん初ライブとは思えないほど盛り上がっていた。小さな男の子が歌の最中ずっと跳び跳ねていて、とても楽しそう。帰りのエレベーターで一緒になった時も「まーっちょ、まーっちょ、びば・まっちょー♪」と歌っていた。気に入ったらしい。

間奏中、マッチョが突如座り込んでしまった。一体どうした!? どうやらプロテインが切れたらしい。「誰か、プロテインを―!!」と仲間のマッチョが叫ぶ。無事プロテインが差し入れられ、パワーチャージ! もう大丈夫。




◎マッチョ29 メンバー紹介


・コアラ小嵐(177cm/72kg)29歳
2014ベストボディジャパン東京大会ファイナリスト
お笑い集団 超新塾メンバー


・今井 耕二(179.5cm/79kg)40歳
2014年 埼玉県ボディビル選手権75kg超級3位
ヒーローショー悪役「マッチョ大佐」として活躍中


・植田 知成(175cm/80kg)38歳
BEST BODY Japan2013 チャレンジカップ ミドルクラス 優勝NPCJ2015 Men's アスリートモデル部門優勝


・織田 貴義(175cm/84.3kg)年齢非公開
早稲田大学バーベルクラブ所属


・サイヤマングレート(163cm/65kg)年齢不明
筋肉YOUTUBERアブローラー日本記録保持者


・マスク・ド・ISHI(168cm/67kg)20歳
水球 関東大会出場 国民体育大会茨城県代表選抜


・菅原 辰馬(182cm/85kg)27歳
ミスター早稲田ボディビルコンテスト 優勝
ベストボディジャパン東京大会ファイナリスト


・山崎 徳義(176.5cm/75kg)28歳
2013年埼玉県パワーリフティング83kg級2位

・ケビン(178cm/93kg)33歳
2014 フィジークアジア大会 準優勝2014
フィジーク世界大会 4位

・相澤 飛鳥(166cm/78kg)20歳
2014年度関東学生選手権3位2014年度関東学生選手権 胸、腕、背中部門賞


◎夢は紅白! センター争いもある? 質問コーナー

ライブを終えたマッチョたち。「マッチョの熱気でスプリンクラーが作動するんじゃないの(笑)」 という冗談が飛び出すほど、エネルギーにあふれ身体が汗で光っている。客席も興奮とマッチョたちの熱気でかなり暑い。

<質問コーナー>
Q.チャームポイント、というかチャーム筋肉はどこですか?
A.植田さん:三角筋です。
A.サイヤマン:腹直筋ですかね。

メンバーそれぞれにアピールポイントがあるようだ。ひとくにちマッチョと言っても、体型や筋肉の付き方は様々。お気に入りの“推しマッチョ”を見つけよう。



Q.今後の野望は?
A.相澤さん:手始めにMステに出て、ゆくゆくは今年中に紅白にも出場したいです!
(会場からは「筋肉だけじゃなくて、夢もデカいよ!」という声援が)


Q.AKBのようにセンターを狙ったり、お互いにライバル意識はありますか?
A.織田さん:今回、たまたま小嵐さんとセンターをやらせてもらったんです。でも、それより「早くトレーニングしたいなぁ」とか、「この中で一番筋肉つけたいなぁ」とか、あんまり(センターとかは)分かんないですね。うち、テレビもないのでAKBも良く分かんないです(笑)
A.植田さん:僕も織田君と一緒で、筋肉が一番だと思っているのであまりこだわりはありません。ただ、鍛えたあかつきにはセンター目指してみたいですね!


Q.メンバー内で「この人の筋肉はすごい!」というのはありますか?
A.山崎さん:メンバーの中だと、やっぱりケビンさんがダントツじゃないでしょうか。

ケビンさんはフィジーク世界大会で第4位。ちなみに、純日本人だそう。


Q.逆にケビンさんから見て筋肉がすごいメンバーは?
A.ケビンさん:パーツごとにそれぞれすごいです。例えばサイヤマングレートは腹筋、飛鳥君は胸、菅原君はルックス含めてトータルで美しいという感じ。それぞれの良さを生かしていきたいですね。


Q.皆さんの体脂肪率を教えてください。
A.石井さん:体脂肪、あまり測ったことないですね……。水分量でかなり変わるので、そもそもあんまり信用してないです。
A.相澤さん:この身体でも22%とか出ちゃうことがあるんで、僕も信用してません。


Q.最近身体を鍛えているのですが、美味しくて、効果のあるプロテインはなんですか?
A:コアラさん:ビーレジェンドだよっ!!!
A.代表・鈴木さん:もう一度言います。美味しくて飲みやすくて効果があるのは、ビーレジェンドですっ!!


Q.歌とダンスの経験はありますか? いつから練習をしているのでしょうか?
A.今井さん:歌の経験は、カラオケで丸々12時間歌い続けたことがあります。ダンス練習は実を言うと先月末からで、最近ですね。

実は、合同練習は3回しかしていない!? 歌詞の完成は当日だったとか……?

Q.先ほど、歌の中での寸劇がお上手だったのですが、アイドル以外に俳優の道なども考えていますか?
コアラさん:僕は織田君を俳優にしたいんですよ。
織田さん:ちょっと!! 何か言う前に話すのやめてください!(笑)僕は普通に、真面目に、大人しく後ろで踊りたかったんですよ。なのに、ある時急に「寸劇をやりたい! こういう役は織田君しかいない」って言いだして……。
コアラさん:だって、この中で一番プロテインが切れて「うわぁ〜、プロティンがないよぅ〜」って言うのが似合うのが織田君だと思うから。
織田さん:もう今後は僕真面目にやりたいんで、寸劇はしませんよ!
コアラさん:ダメだよ。もう寸劇の第二弾、第三弾も考えてるんだから〜。全て織田君を主人公にして、YouTubeでドラマ配信とかしようかな(笑)

ケビンさんは世界4位のマッチョなのに(?
マイクが変な位置になってしまい、皆に直してもらっていた。可愛すぎる!!そう、萌えとマッチョは共存できる。アイドルに必要不可欠なキュートさも備えたマッチョに死角はない。

Q.特技を見せてください。
A.すっかりお馴染みとなった「肉の壁」を披露。10人でやると迫力が違う!!



必殺マッチョ技(?)はマッチョトレイン。端から端まで胸をピクピクさせていく、大胸筋リレー。ものすごい地味だけど、すごい!!

鈴木さん「かくし芸はまだ、仕込み切れてません……!」


最後にマッチョメンバーも知らない情報が公表された。
・次のマッチョ29の公演は、6月27日、28日。仙台・楽天イーグルスの球場にて(昨年乃木坂46もライブをしたらしい)
・今回の会場ともなったマルイ。この夏「マルイ×マッチョ」のコラボが行われる。一階でマッチョ氷、レモン絞り屋を開催予定(時期未定)
※大胸筋と腕の筋肉を使い「OIOI(マルイ)」ロゴを表現していた。



その他にもマチョ祭など、様々な企画が計画されているとのこと。

こうしてマッチョ29お披露目イベントは終了。私の中では、これまで“マッチョ×アイドル”と言えば、レディ・ビアードだった。正直、既に同じようなコンテンツがある中で、どのように差別化をしていくのだろうか?という懸念もあった。

だが、レディ・ビアードがカワイイに特化したマッチョアイドルである一方、マッチョ29はよりマッシモ(男性性)に特化した、新しいマッチョアイドルと言える。


◎なぜかお客さんも脱ぎだす、写真撮影コーナー。

今回クレジットカードを作った人への特典として、先着順で「マッチョとの記念撮影チケット」が配られた。イベントは19時開始だったが、早い人は17時頃から並んでいたらしい。

ナイスバルク! と書かれたオリジナルうちわを持参した女性。「アイドルのためにうちわを作る日が来るとは思いませんでした!」マッチョにハマってから、自分も身体を鍛え始めたらしい。

マッチョたちに“ジョジョ立ち”をリクエスト。「もう、大興奮です! 一部からずらっと主人公勢ぞろいみたいな! スタンド? いや本人?みたいな!?」と喜びを隠しきれない様子だった。

マッチョたちに脱ぎたがる習性があるのは知っていたが、マッチョ好きも脱ぎたがるようだ。なぜか一般の参加者も服を脱いで記念撮影をしていた。

話を聞くと「恥ずかしいけれど登壇しました。でも、もしマッチョ29に入らないか? と言われたら断りますね。今のままでは(筋肉が)まだまだと感じるから、鍛えてから出します」とのこと。

観客の皆さんもかなり鍛えているが、途中で明らかに素人ではない人が壇上に上がってきた……。なんと、マッチョ29メンバーの双子の兄弟だそう。

また、マッチョ29にダンスを教えた先生も記念撮影をしていた。

多くの可能性を秘めた『マッチョ29』。これから彼らがどのような活躍をしていくのか、目が離せない。

※この記事は、情報サイト「イベニア」編集部(文・写真 篠崎夏美)が執筆したものです。同編集部の許諾を得て掲載しています。

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