出来ることなら今宵も純白なアナタと…。などと豆腐に熱いラブコールを送りつつ、豆腐と私の関係は一歩、また一歩と悪化の道を辿っております。こんな私に誰がした?
今日のイントロはなんとなく象徴的ですが、ウォール真木です。こんにちは。
っていうか、所詮相手は豆腐。どんなに想い焦がれても蛋白(淡白)質だし。…ああ、今日は駄洒落も冴えずに、自分がイタイのですが。もう辞めた方が良いですか。そうですか。
なんでこんなにやさぐれ状態なのかといいますと。最近夏休みに入ってしまい、私のセントルイスの友人もやれ旅行だ、やれ帰省だ、とどんどんその数が減ってしまい…。豆腐系スイーツを食べさせる相手が不足状態。こまったな(笑)。
それでなくても、日本に永久帰国してしまった人達もいるし…。


豆腐だけ食べに帰っておいで(涙)。
まあ、ちょっとばかりワタクシの『豆腐道』(今勝手に命名)も最近士気が下がっているという、悲しい日々。
しかし!そんなある日、神の啓示のようにひらめいたスイーツが!!
「うん、コレはイケル!」
と食べる前から美味しさへの確信がもてるほど、なんだか大成功の予感がしていたのです。さあ、こうなったら作るぜ、作るぜ。アイアイサー。

豆腐を薄く切って水切り。

鉄板に並べて、上にバターを…。
これを次にオーブンでカリッと焼き上げます。そして出来上がったものを冷まします。

油揚げと見紛うような素晴らしい光沢(笑)。
で、この油揚げ…じゃなくて、豆腐のバター焼きを何層にも重ね、合間にチョコレートやナッツ、コーヒークリームを挟んでみます。最後に生クリームを回りに塗ってアーモンドの薄切りを散らします。

美しい、豆腐ミルフィユの出来上がり。
予想通りの繊細そうなデザートが完成しました。作った人の性格がそのまま反映され…てなんてことは絶対にありませんが(笑)。自分には正直に生きよう。オネスティー。
さて、今回のテイスター達に味わってもらいます。切り分けた感じもなかなかです。

美味しそうでしょ?でしょ?
なのに…。

フォークで切れない…

「何、このゴムみたいなの?」

「今回も失敗おめでとう(にやり)」
がぁーん。味自体には問題は無かったモノの(「所詮豆腐だし、こんなもんでしょ?」と言うコメントをありがたく頂戴)、豆腐が当初予想していた「ふわり、さくり」からは程遠い「ぐにゃり、がちがち」というワケ判らんシロモノに…。
豆腐を狐色になるまで…とオーブンに突っ込んでおいたのですが、どうやらそれが長すぎたらしいです。
今度こそは、大絶賛のハズだった豆腐デザートも、やっぱりお約束の失敗でした。その予想と結果の余りにもかけ離れた違いに落胆するワタクシ。それを見て慰めてくれる友人が一言
「…だけど、これよりもマズイと評判の
『ラズベリー・チョコレート・ムース』って、逆になんだか興味深々」
そういえば、彼女はその時は欠席していたっけ。じゃあ、次回は改良ラズベリー・ムースでリベンジと行きますか!
こう言う気合が、きっと傍メイワクなんだろうなぁ…(笑)。
☆「ウォール真木と豆腐の戦いの歴史」を理解するための関連サイト
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豆腐チーズケーキを作る …… 初の豆腐デザート挑戦。
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豆腐ラズベリー・チョコレート・ムースを作る …… 豆腐とチョコの出会い。
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豆腐と黒ゴマのクッキーを作る …… 豆腐とゴマ、2つの食材を合わせた結果は。
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豆腐アイスクリームを作る …… 冷たい豆腐デザート。
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豆腐あんパンを作る …… 豆腐とあんこの出会い。
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豆腐デザート用に豆腐作り 失敗編 …… 苦難の豆腐作り編。
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豆腐とあんこは運命共同体…… ようかん
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