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豆腐スモアを作る 2004.06.26】 (取材・文 Narinari.com取材班)

バーベキューへGO!

 友人曰く「なんかウチの息子。真木さんから豆腐のアイスだの、ようかんだの、チーズケーキだの食べさせられて、普通の豆腐も拒絶するようになっちゃったんですけど……」。うわぁ、どうしよう(笑)。豆腐が苦手な子供でも、美味しく大豆製品の栄養価を摂取できるように……との願いを込めて、日夜豆腐デザートを極めるために努力してるというのに(嘘)。豆腐好きを増やすどころか、豆腐なんて見るのもイヤ! というお子様を作ってしまったようです。

 さて、今日はとても良いお天気。いつも集まる友人たちで、公園でピクニックをすることになりました。アメリカの公園は小さいところでも、ピクニック用のテーブルやバーベキューのグリルなども揃っていて、なかなかレジャーに使い勝手が良いです。ピクニックといえばお弁当ではなく、その場で作るバーベキュー。これ、アメリカの常識。しかも、ピクニックやキャンプの際にお約束のデザートがございます。

 それは「スモア(S'More)」と呼ばれるモノ。その名前の由来は、あまりにも美味しくてついつい「Some More!(もう少し)」食べたくなる、というところから来ているそうです。スモアの作り方はいたって簡単。まず、バーベキューのグリルやキャンプファイヤーの焚き火で、串にさしたマシュマロをあぶります。ちょっと表面が茶色くなり、なんとなくふわっと膨らんだ頃合いを見計らって火からおろし、板チョコ(なぜかアメリカ人はハーシーズのチョコにこだわる)と一緒にグラハムクラッカーと呼ばれるビスケットではさんで出来上がりです。

 とにかく、この公園にもグリルが置いてあるし、このデザートは外せないでしょう。と、いうことで、スモア作りましょう! さあ、材料そろえましょう!


マシュマロやチョコに…

やっぱり豆腐(笑)。

 豆腐を串刺しにしてありますが、パッと見は単なる田楽みたいです。でも、味をマシュマロっぽくするために、実は一晩シロップに漬け込んであります。しかし友人たち、この串刺し豆腐を見ただけでは驚きもしません。立派です。


チャッカマン、Go Go!

メラメラ……。

 さあ、早速マシュマロを焼きます。最初はやっぱりオリジナルを作らないと……。それではスモアの出来るまでを、連続画像でご紹介。


火に突っ込む!

焦げ目付く!

チョコの上にのせる!

挟む!挟む!

 出来上がったスモアの香ばしく甘い匂いに誘われて、食いしん坊の次女が登場。


にじり寄り!

あぐあぐ!あぐあぐ!

 マシュマロのスモアも味見したので、今度はマシュマロと豆腐の両バージョンで行きます。


両方いっぺんに。

どっちがどっちだか(笑)。

 うーむ、両方とも白いからどっちがどっちやら……(笑)。いくつか作ってお皿に並べたら、これこそ判りません。と、いうわけで、緊急企画。スモアのロシアン・ルーレットを開催することになりました。パチパチ。アタリは豆腐、ハズレはマシュマロです。誰が何と言おうと、豆腐がアタリなんです!


始まり始まり〜。

 恐る恐る手を伸ばした友人たちの感想は……。


アタリ(豆腐)。

ハズレ(マシュマロ)。

2個ともアタリ(笑)。

ハズレ。やった♪

ハズレ。にっこり。

あ、ハズレだ(ほっ)。

  と、こんな感じに楽しみました。あ、楽しんだのは私だけか(笑)。しかし、なんと今回の豆腐デザート、意外と好評だったのです。信じられないことに!

アタリ(豆腐のシロップ漬け)の人のコメント
「チョコの味が強くて豆腐の臭みが消されてる」
「チョコ自体が甘すぎるけど、意外と豆腐でそれが和らいでる」

ハズレ(マシュマロ)の人のコメント
「美味しいけど…、甘い〜!」
「マシュマロがドロドロで手がべたべた」

 なんということでしょう。アメリカ人が大好きなデザートも、日本人の舌には甘すぎることが判明。豆腐で代用したほうが逆に美味しく感じるという、大発見をしたのです。いやはや、ふざけてやっているだけのこの企画でも、たまには棚からボタ餅で、素晴らしい銘菓(と自分では思ってみる)が生まれるんですねぇ……。

 と、いうわけで今回は大成功でございました。でも、もしかしたら、私の友人たちはあまりにも豆腐の変なモノばかり食べさせられているので、味に耐性が出来てきてるのかも? それとも、ピクニックの日が暖か過ぎて、皆の判断力が鈍っていた……のかもしれません(笑)。