謎解き×プロレスに行ってみた、「観戦中に事件発生」頭脳と肉体が融合。

2015/05/21 20:14 Written by Narinari.com編集部

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最近“プロレス女子”というものが流行っているのをご存じですか? 一昔前までプロレスといえば、男子が学校の休み時間に“技をかけ合って遊ぶもの”だったような気がしますが、現在は女性が熱心にプロレス観戦をしているのだそうです。確かに「草食」とか「絶食」とか言われちゃうような、“もやしっ子”に比べたら、“マッチョ〜♪”なプロレスラーの方が、よっぽど素敵に見えるのかもしれないですね(笑)。

そんな女性にも人気のプロレスが、こちらも根強い人気がある「謎解きゲーム」とコラボしたそうです。謎解きゲームはこれまで様々なコンテンツとコラボしていますが、頭脳で戦う謎解きゲーム、肉体で戦うプロレス。ついにこれらが融合する時代が来ました…… 。

「ああプロレスよ、お前もか!!」(……謎解きファンの方、ゴメンなさい)



新宿FACEで開催された「謎解き×プロレス 捕われのチャンピオンを救え!」。以前行われたものが、大人気につき再演決定! さっそく参加してきました。


◎ストーリー概要

とっても楽しみにしていた人気レスラーのタイトルマッチ。熱気と興奮に包まれた会場に到着し、ついに試合が始まった。しかし、突如トラブルが発生!……何者かにチャンピオンがさらわれた!?これでは試合はおろか、プロレスの殿堂「新宿FACE」の存続も危うい!?  さあ、試合開始までの限られた時間内に、会場に残された手がかりを元に謎を解き明かしてチャンピオンを救い出そう。

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新宿FACEは、今回のイベント監修をしているプロレス団体「WRESTLE-1(レッスル・ワン)」などが、プロレス興行を開催している格闘技&ライブホール。最大収容人員は500名となっており、程よい大きさで迫力あるレスラー同士の熱い闘いを観戦することが出来ます。

目の前には憧れのトップロープや、プロレスには欠かせないゴングも! イベント開始からしばらくは、ゲームの導入も兼ねてしばしプロレス観戦。かつてテレビのプロレス中継に齧りついた世代にとってはおなじみの、選手入場からリング上での選手紹介。チャレンジャー紹介の後にチャンピオンの登場です!

チャンピオンを演じているのは、WRESTLE-1所属の大和ヒロシ選手。177cm、82kgとレスラーとしては小柄ですが、キレが良く小気味いいレスリングを見せてくれます(なお、教員免許も持っているそうです)。また、“謎解き”後の試合では、美しい“ジャーマン・スープレックス・ホールド”を見せてくれました。

その他のレスラーの皆さんも、さすがの演出力でイベントを盛り上げてくれました。なんとビックリ、謎解きの最中にレスラーと“あんなこと”をする機会があるかも!?

リングサイドに1チーム6名ずつでパイプ椅子席(笑)が配置されます。グループでの参加者だけでなく初対面の人たちもチームとなり、お互いに協力しあって謎解きに取り組みます。仮に“謎解き”初体験であっても、チームの中に詳しい人がいれば各々自分に出来ることで挑戦出来るのがいいところ。

解きの制限時間は50分。なお取材のための体験ということで、一人で謎解きに挑戦した筆者は、問題の難易度にまったくついていけず、早々にギブアップ宣言となりました……。

謎解き×プロレス 主催者にお話を伺いました!

問)イベント再演までの経緯を教えてください。
答)主催者側担当・有川さん:昨年の10月に開催した“謎解き”イベントの再演ですが、前回は決定から開催までのスケジュールが短く、平日の夜のみの開催でした。参加者数も限られたのですが、終了後の評判は良く、もっといろんな方に体験して欲しいと考え再演することになりました。

問)実際に参加されたのはどのような方ですか。
答)有川さん:“プロレス”がテーマではありますが、謎解きファンの方に多く参加いただきました。男女比では女性が少し多いくらいの印象ですが、出演するレスラーさんのツイートをご覧になったフォロワーさんの参加もありました。



問)“プロレス×謎解き”という組み合わせが意外です。
答)有川さん:現在、さまざまな場所やイベントに“謎解き”が取り入れられ人気となっています。常設の謎解き施設もありますし、“映画で謎解き”や“町おこし”の一環としてのもの、宮古島の半分を舞台にした“謎解き”が開催されたこともあります。そんな風に、いろんなところから声がかかるので、“プロレス”と組んで……という話があった時も『初めての試みが出来る!』というやりがいを覚えました。

問)実際に開催してからの感想はいかがでしょう。
答)有川さん:“謎解き”、“プロレス”という、まったく入口の異なるファンを集めて新しい体験を提供出来たので、お互いのファン層を広げられたのではないかと思っています。企画をスタートさせたときは、レスラーの方にも『どこまでお願いしていいのか?』という戸惑いもありましたが、そこはさすがプロ。すんなりと対応していただき、最終的にはスムーズに構成がまとまりました。お陰様で打ち上げも盛り上がり、出演レスラーの皆さんにも喜んでいただけたと思います。

問)ここがポイント!というところを教えてください。
答)有川さん:やはり、普段なじみの無い方には足を運びにくい、“プロレス”を生観戦できる! というところだと思います。慣れないとどうしても敷居が高いと感じられると思いますが、手ごろな値段で観戦出来て、“謎解き”まで楽しめる今回のようなイベントは貴重だと思います。通常のプロレス観戦では入れない“選手控室(!)”に入れることもありますので、プロレスファンの方にも貴重な体験をしていただけます。

問)今後の展望を教えてください。
答)有川さん:このような“謎解き”イベントを開催し始めたのが4年前からですが、当時は『“謎解き”って何?』というところから話をしなければなりませんでした。それに比べると今は、“謎解き”を『知ってる!』、『やったことがある!』という方が多くなっています。
今後はさらに進めて『“謎解き”が好きだし、経験したことがある』という皆さんを、一人でも多くしていくことを目標にしています。実は今、海外でも“謎解き”への関心が高まっていて、知られた存在になってきています。そうした方面も視野に入れつつ、様々な業界と積極的に関わり、“謎解き”の人気を高めていきたいですね。


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実はゲームの一環で、ある場所に行けたり、悪徳レスラーと対決!? したり、あちこち動き回って普段見られないところを見られたり、貴重な体験が出来ます。

プロレスと言えば“ヒール(悪役)”も重要な要素。極悪マネージャーを演じたAKIRA選手は、ものすごく怖いけど雰囲気があってカッコいいです!

迫力のバトルを目の前で観戦できることも魅力のひとつ。そして、最後はみんなでボンバー!! 

人気の高まりを受けてか謎解きの内容もレベルが高く、解きがいのある問題でした。それでもさすが謎解きファンの皆さん、全参加チーム中の4組が全問正解でチャンピオンを救い出し、終了間際のご褒美として特別にリングに上がるという名誉を受けました!  

このイベントは5月23日(土)、5月30日(土)にも開催されます。皆さんも、チャンピオンと一緒にリングに上がれるように、プロレス……じゃなかった、謎解き力を鍛えて、ぜひチャレンジしてみてください!!

※この記事は、情報サイト「イベニア」編集部(文・写真 川方賢史)が執筆したものです。同編集部の許諾を得て掲載しています。

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