【豆腐グルメ】アンパンは美味し…かった−画像アリ−。

2004/05/02 14:03 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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最近恒例の友達の集まりに手ぶらで行くと、

「あれ?今日は『豆腐モノ』なしですか?」

と友人が聞くようになりました。ウォール真木でございます。

【豆腐チーズケーキ】
【豆腐ラズベリー・チョコレート・ムース】
【豆腐黒ゴマクッキー】
【豆腐アイスクリーム】

…と並べてみると色々作ってますねぇ。お陰で我が家の豆腐エンゲル係数上がりまくり。良いんですよ、健康的ならっ!!と正体もわからない対象に言い訳してみる時点で、自分を見失っている。

さて。

前々回のクッキーで汚名返上したのに、その次のアイスクリームで大失敗。がんばって座布団を4枚ぐらいまで貯めたのに、山田君に全部持っていかれた感じです…。

しかしウォール真木。それなりに学習しております。どうやら美味しく作るためには

1) 火を通したほうが良い(冷菓子は匂いがきつい)。
2) ナッツやゴマなどの風味と脂肪分の高いモノを加える。

が大切らしいと学びました。ってことで今回のデザートは思いっきり『焼く』ことに…。焼くといえば、パン。パンといえばアンパン♪(強引)

しかし、一から粉とイースト…などと言うのは面倒です。ってことで今回使用したのはパン焼き機用にお店で売っているパン・ミックスと、パン焼き機。

パン・ミックスの方は通常の白いパンよりは香ばしい感が出るであろう全粒粉のモノを。指定された分量の水の変わりにフード・プロセッサーで柔らかくした絹ごし豆腐を入れて、パン焼き機でこねて一次発酵までを済ませます。豆腐だけだとちょっと硬めなので、水を少し加えたらイイ感じでした。

さて、この生地にあんこを詰めて形成。

あとは焼くだけだ。簡単だ。いえーい。

ちなみに、まだ焼く前のアンパンをつまみ食いした次女。かなり想像していた食感と違っていたのでビックリしていた模様ですが…。まあそのかじった跡のついたパンも勿体無いので焼きましたよ。でも食べさせようとしても今度は怖がって口に入れようとしない(笑)。生パンのトラウマですな。

で、出来上がったのを試食です。続々と友人達が登場します。…でお味の方は?

「美味しい!!全然豆腐っぽくありませんねぇ♪」

「うん、イケル。パンの部分がシットリ。」

「あ、なんか酒まんじゅうみたいな風味がして美味しい」

ひぃぃぃぃぃいいい!なんだこの評判のよさはっ!?なんと、なんと。企画開始以来、初めて『合格サイン』を貰ってしまいました。

「焼き立てをかじると、若干豆腐の匂いがする」と言った意見以外は全く豆腐っぽくないと言われて、ある意味豆腐の主張がなく豆腐を入れる意味が無いレシピと判明…。

いや、美味しいと言ってくれるのは大変嬉しいのですが、なんだか物足りない。なんだか、豆腐に申し訳が立たない。逆に「マズイ」といってもらった方が、心にほんわかと暖かいモノが広がります。

そんなにネタが欲しいのか、私は。

さて、実は今回初めて男性テイスターが登場しました。って、単に友人のだんな様なんですが。豆腐ネタを聞きつけてワザワザ平日なのに我が家まで来てくれたとは(嘘)。知的な雰囲気の彼は、お茶とパンを持って取るポーズも様になっていますな。

とりあえずお茶をすすって…パクリッ。

「もぐもぐ…(黙ったまま頷く)。美味しいですよ〜。」

せっかく来てもらったのに、全く普通のアンパンをお出ししてしまいましたとさ。がっくり。

と、ちょっと人知れず打ちひしがれてみたウォール真木。そしてふと床を見ると、私なんかが作ったアンパンで楽しそうにおままごとしている子なんかがいて、それはそれでハートウォーミング。パンに突き刺したフォークが可愛いかと。

まあ、子供達が喜んでくれればそれで良いかなぁ。

あ、そういえば。今回集まった中の一人で、お土産にコチラも手作りパンを持ってきてくれた人がいたんですが。

これがまた、売り物みたいに見た目も味も最高でございました。

セントルイス、美味しいパン屋がまだ少ないので、ぜひお店を開いて欲しい、と希望してます♪

【今日のまとめ】:豆腐を主張させつつ、完璧なデザートを作る道はつらく遠い。

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