保護した瀕死の犬、10か月後に想像しなかった姿に

2018/05/12 01:08 Written by Narinari.com編集部

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インドネシア共和国バリ島。観光地として有名な場所ですが、野犬が多いことでも有名です。バリ島にはバリ・ヒンドゥーというインド仏教に基づいた宗教があり、その教えでは犬は厄除けとして大切な存在。しかし放し飼いが基本のためか、いつのまにか野犬と化した個体が増えてしまったようです。

このバリ島にお住いのリコ・ソーギエルトさんは、昨年、仕事帰りに道端で瀕死の一匹の犬を保護しました。メスの成犬と思しきこの犬はやせ細り、見るからに栄養失調。さらに皮膚病のせいか毛が抜け落ち、身体中擦り傷が出来ている状態でした。放っておけば数日もしないうちに息絶えてしまったかもしれません。ただ、見すぼらしい姿ながら、その瞳が真っ青でとても美しいことに魅せられたリコさん。彼とガールフレンドの女性にはすでに4匹の犬がいましたが、リコさんはこの犬を放っておけず、家に連れて帰ることにしたのです。

この犬は“ホープ”と名付けられ、リコさんたちから手厚く世話をされました。皮膚病の治療を受け、栄養のある餌をもらい……。愛情を注いでもらったホープはすぐに彼らに懐いてどんどん元気になっていったようです。

そして先日、リコさんはインスタグラムの個人アカウントにて、「10か月前に拾った犬、覚えてるかい? 写真をスワイプして見てね」と数枚の写真と動画を投稿。最後の動画にはリコさんが「ホープ!」と呼ぶと、登場したの毛並みがフサフサになった彼女が。保護された時には、どんな種類の犬かもわからないほど見すぼらしかった彼女ですが、なんと本来の姿はハスキー犬だったのです。

嬉しそうにリコさんにじゃれつくホープ、その幸せな姿には驚きと喜びのコメントが相次いで寄せられていました。

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