「nintendogs」や「脳を鍛える大人のDSトレーニング」、「やわらかあたま塾」などなど、2画面やタッチスクリーン、ワイヤレス通信といった機能をフルに活かしたソフトが市場を賑わせている「ニンテンドーDS」。従来のゲームの枠にとどまらない「ニンテンドーDS」の世界は徐々に評価を高めているなりが、こうした「ニンテンドーDS」の特色をさらに鮮明にするべく、広く一般から新しい遊び方のアイデアを公募することになったなりよ。その名も「NINTENDO DS“asobi project"」。
まずは簡単に募集要項などを確認しておくと。
募集期間:2005年6月7日〜2005年8月31日(当日消印有効)
発表:2005年10月発行の「週刊ファミ通」誌上及び本ホームページ
賞と賞金:大賞1名 200万円/審査員特別賞4名 各20万円/優秀賞2名 各10万円
審査員:宮本茂(任天堂代表取締役専務 情報開発本部長)/アメリカザリガニ(お笑い芸人)/眞鍋かをり(タレント)/宇恵さやか(タレント ※元パイレーツ)
応募方法:郵送と宅配のみ。メールでの応募は受け付けず。データ入稿の場合は、あくまでもプリントアウトした紙資料の添付が必須。
「最も優れたアイデア」に選ばれると200万円の賞金が出るという太っ腹。これはちょっと真剣に考えてみたくなってきたなりよ(笑)。しかも、今回の募集は「アイデア」なので、込み入ったデザインやプログラムが出来なくても全く問題なし。純粋に「『ニンテンドーDS』でこんなことが出来たら良いなぁ」というイメージを伝えてあげれば良いなりね。ここら辺の敷居の低さは、任天堂ならではといった感じなりか。
参考までに、今までに発売されているソフトで実現している「新しい遊び」の例をいくつかピックアップしてみるなりね。
・画面に描いた絵や文字でチャットができる。(「ピクトチャット)
・キャラクターをペン操作で動かす。(「きみのためなら死ねる」など)
・ペンで一筆書きをしながらパズルを解く。(「直感ヒトフデ」)
・ペンで描いたキャラクターがそのまま動作。(「パックピクス」)
・ペンで描いた道をキャラクターがたどる。(「キャッチ! タッチ! ヨッシー」)
・ペンでキャラクターを転がして進ませる。(「ポケモンダッシュ」「パックンロール」)
・麻雀の牌をペンで選択。(「麻雀大会」「役満DS」)
・ペンを使ってキャラクターとスキンシップ。(「nintendogs」)
・手書き検索に対応した辞書機能。(「DS楽引辞典」)
・ペンを使って手術の臨場感を再現。(「研修医 天堂独太」「超執刀 カドゥケウス」)
・次々と出題される問題を手書きで回答。(「脳を鍛える大人のDSトレーニング」)
ひとつひとつは「ペンかボタンか」という些細な操作の違いだったりするなりが、改めて考えてみると麻雀ゲームひとつ取っても、「ペンかボタンか」では臨場感が全然違ってくるなりよね。どの牌を切るか悩むときに、ペンのほうがリアルな感じがするのは確かなりよ。また、「ポケモンダッシュ」のようなペンでキャラクターを転がすという操作方法も「ニンテンドーDS」ならでは。「パックピクス」の手書きのキャラクターがそのまま動くというのも画期的だったなりね。
すでにペンや2画面を使ったいろいろな「新しい遊び」が提案されているなりが、まだまだ通信機能を活かしたソフトが少ないなりよね。機能の組み合わせ次第ではもっと革新的なソフトが出てきても良いはず。今回の「NINTENDO DS“asobi project"」の応募作品が必ずしも商品化に結びつくわけでは無いなりが、きっと今後の商品開発のヒントになることは間違いないので、皆さんも奮って応募してみて下さいなり。コ○助も何かひとつ、考えてみることにするなり。