セガトイズの脳トレーニング機「脳力トレーナー」のヒットなどによって、最近にわかに人気を集めている「脳活性」に関するグッズの数々。即効果が出る類のモノではないので、どの程度効果があるのかは怪しげなところもあるなりが、一応売れ筋のグッズはどれも「科学的根拠に基づいたもの」「著名な○○博士が監修」といった触れ込みで販売されているなりよね。

この手のグッズは本気で「やれば頭が良くなる」と思うのではなく、単純作業を繰り返して脳を動かしているという実感を持つことに楽しみを見出して、頭が良くなるかどうかはオマケ的に考えておいたほうが良さそう。でも、脳の普段使っていない部分を使うのは確かなので、集中力が高まったり、記憶力が良くなったりと、何らかの良い効果が出る……かもしれないなりね（笑）。

そんなブームに乗るカタチで任天堂からニンテンドーDS向けに投入されるのが、「脳を鍛える大人のDSトレーニング」。東北大学未来科学技術共同研究センターの川島隆太教授が監修したという触れ込みの脳活性化ソフトなり。川島教授は医学博士でもあり、脳のどの部分にどのような機能があるのかを調べる「ブレーン･イメージング研究」の第一人者として知られる学者なりよ。著書の「脳を鍛える大人のドリル」は書店のビジネス書コーナーに平積みされているのをよく見かける、著名な学者なりね。

「脳を鍛える大人のDSトレーニング」は、ニンテンドーDSの文字認識機能と音声認識機能を活かした、簡単な計算問題や音読問題を解いていくソフト。ゲームではなく、純粋に脳の活性化を目的としたマジメなソフトなりが、問題の解答をタッチペンで記述したり、お絵かき問題が出題されたりと、ほかの携帯ゲーム機では実現不可能なものになっているなりよ。ニンテンドーDSはタッチスクリーンを十分に活かしたゲームがなかなか登場して来ないなりが、こういうアプローチもアリかもしれないなりね。

また、問題を解くことで算出される「脳年齢」をチェックする機能も搭載されており、毎日変わる「脳年齢」をグラフ化して記録しておくこともできるというなり。やはり継続するには、毎日の変動が分かるほうがやる気が出てくるので、こういう機能は嬉しいなりね。

発売は5月19日。価格は2,800円（Amazon.co.jpなら15％OFFの2,380円）とニンテンドーDS用ソフトとしてはリーズナブルなので、脳をビシビシと鍛えたいという人は、ぜひチェックしてみて下さいなり。