TBSと野島伸司が再びタッグ、「あいくるしい」が4月スタート。

2005/02/03 07:31 Written by コ○助

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日本テレビ系「ごくせん」とフジテレビ系「救命病棟24時」を除き、全体的に視聴率が低迷しているこの冬のドラマ。第3回までの視聴率が初回26.5%、第2回26.9%、第3回27.0%と、まさに「ごくせん」の独壇場となっており、次いで「救命病棟24時」が第4回までの平均が19.6%、さらにガクッと下がって平均15.8%の「不機嫌なジーン」、平均15.0%の「優しい時間」と続いているなりね。

コ○助は「ごくせん」は見ていない上に期待していた「救命病棟24時」と「H2」がなんだかガックリな内容(この話はまた後日)なので、このクールは気持ちがしぼみ気味。「優しい時間」は静かな映像と音楽がグッと心に染み入る、最近あまり感じたことのない面白さの良質なドラマで毎週楽しみにしているなりが、コ○助の気持ちはすでに春ドラマへと飛んでいるなりね。

先月末あたりから、4月からスタートする春ドラマの話題がチラホラと出始めているなりが、上戸彩主演の「アタックNo.1」、木村拓哉主演の月9ドラマ(タイトル未定)、宮藤官九郎脚本の「タイガー&ドラゴン」に続き、新たに判明したのがTBS系日曜劇場のドラマ。現在、稲垣吾郎と長谷川京子が共演している「Mの悲劇」(平均12.7%)の後釜として放送される作品なりが、この枠にTBSがぶつけてくるのは野島伸司脚本の「あいくるしい」という作品なりよ。

かつてドラマ界の鬼才と謳われた野島伸司も最近は精彩を欠いているなりが、「高校教師」や「人間・失格〜たとえばぼくが死んだら」、「未成年」「聖者の行進」といった問題作を世に送り出してきたTBSと再びタッグを組むことで、どのような作品になるのか楽しみなところ。まあ「ストロベリー・オンザ・ショートケーキ」や上戸彩版の「高校教師」といった評価に悩む作品もあるだけに楽観はできないなりが、コ○助は野島伸司の黄金時代を知っているだけに、やはりどうしても期待してしまうなりねぇ。

「あいくるしい」は「山村に暮らす7人家族の絆と成長を描く物語」。とかくドロドロとした悲劇的な物語を描くことが多い野島伸司ではあるなりが、「ひとつ屋根の下」のようなホームドラマ系の作品も意外と良作を残しているだけに、期待が持てそうな題材なのではないかと。「シリーズ化できる作品をめざす」と、かなり気合いの入った作品になるようなり。

主演するのは綾瀬はるか。ドラマ版の「世界の中心で、愛をさけぶ」での好演が記憶に新しいなりが、10代の役者の中では綾瀬はるかはなかなかのものだと思うので、このキャスティングは楽しみ。でも、兄弟役で出演するのが市原隼人というのが、ちょっと不安なりよ。「ウォーターボーイズ2」のようなことにならなければ良いなりが……。ほかには父親役を竹中直人、母親役を原田美枝子、弟役を神木隆之介が演じるというなり。

野島伸司がかつてのような、強烈な個性の作品に仕上げることができるかどうか。ドラマ好きは必見なりね。

※各平均視聴率は2月2日現在。

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