宮藤官九郎脚本の「タイガー&ドラゴン」が連続ドラマ化。

2005/01/31 11:01 Written by コ○助

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1月9日にTBS系のスペシャルドラマとして2時間枠で放送された「タイガー&ドラゴン」。脚本に宮藤官九郎、主演に「池袋ウエストゲートパーク」の長瀬智也と、「木更津キャッツアイ」の岡田准一という豪華な陣容だったことから、放送前から宮藤官九郎のファンコミュニティ界隈では話題沸騰だったドラマなりが、皆さんはちゃんと見たなりか? 視聴率も15.5%を記録するなど、堅調な数字を取っていた「タイガー&ドラゴン」は、その数字のとおり宮藤官九郎の良さを活かしつつ、過去の宮藤官九郎作品とはまたちょっと趣が違ってなかなか良いドラマだったなりよ。

「タイガー&ドラゴン」の主人公は落語の世界に飛び込んだ口下手なヤクザ(長瀬智也)と、落語の世界から飛び出した、落語家の息子にしてセンスの悪いデザイナー(岡田准一)。この対照的な二人が古典落語の名作「三枚起請(さんまいきしょう)」をテーマにした現代劇を演じているなりね。落語の世界が分からない人でも、「おお、なるほど、そういうことか」とすんなりと入っていける敷居の低さにアレンジしているのが、さすが宮藤官九郎といった感じなりか。もちろん従来の作品通り、宮藤官九郎らしいコネタは連発。阿部サダヲも相変わらずのハイテンションで最高だったなり。

この作品は、言うなれば宮藤官九郎ファミリーが集結したドラマ。プロデューサーには「池袋ウエストゲートパーク」「木更津キャッツアイ」「マンハッタンラブストーリー」の磯山晶。演出には「池袋ウエストゲートパーク」「木更津キャッツアイ」の金子文紀、音楽プロデューサーには「木更津キャッツアイ」「マンハッタンラブストーリー」の志田博英といった面々が起用されているなりね。出演者も長瀬智也と岡田准一以外に阿部サダヲ、塚本高史、尾美としのりといった過去のドラマ出演者や、大人計画の猫背椿といった安心できる俳優が集結。これだけのスタッフ、出演者が揃って面白くないわけが無いなり。

そんな「タイガー&ドラゴン」なりが、放送終了後からシリーズ化を希望する声が公式ホームページなどに殺到。3月に発売されるDVDも予約が1万枚を突破するほど好調な売れ行きを記録していることから、4月から金曜22時枠の連続ドラマとして放送されることになったというなりよ。ドラマは1話完結のスタイルで、古典落語を下敷きにした現代劇。毎話の最後は、モチーフになった演目の一部を長瀬智也演じる虎児が披露して締めるという、スペシャル版と同じ構成が踏襲されるようなり。

コ○助も「タイガー&ドラゴン」の続きを是非とも見たかったので、これは嬉しいニュース。もう一度スペシャル版を見直して、復習しておくことにするなり。4月からの連続ドラマの目玉になることは間違いなさそうなりね。

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