8月4日に東京ドームで「サントリー ドリームマッチ 2025」が開催され、今年は史上初の引き分け試合となった。

「サントリー ドリームマッチ」は、1995年から“夢や感動を伝えたい”という思いで開催しているイベント。試合に先駆けて行われたオープニングセレモニーでは、今年6月に逝去した長嶋茂雄さんへ哀悼の意を込めて黙とう。そして出場選手紹介後、恒例の「スコール三唱」で熱戦の幕が上がった。

始球式には「大阪・関西万博公式キャラクター」のミャクミャクが登場。右打席には川藤幸三選手、左打席には松井稼頭央選手が立ち、キャッチャーは古田敦也選手という関西にゆかりのある選手たちがそろう演出が行われた。ミャクミャクは同じく関西出身の上原浩治選手に見守られながら投球。右腕からアンダースローで投じられたボールは一塁側に大きくそれたものの、会場を盛り上げた。

試合は、張本勲GMと山本浩二監督率いるザ・プレミアム・モルツ球団、大矢明彦GMと田尾安志監督率いるドリーム・ヒーローズが対戦。名対決あり、珍プレーありと随所に笑いが散りばめられ、乱打戦の末に9対9の引き分けに終わった今回(通算29回目)は、3万5174人の来場客が観戦した。