俳優の大泉洋（49歳）が、11月8日に放送されたバラエティ番組「おにぎりあたためますか」（北海道テレビ）に出演。“北条家への思い”を吐露した。　　

同番組のロケで、俳優・戸次重幸（48歳）と共に、神奈川・鎌倉の旅に出ている大泉。この日は食事をとるため、レストラン「奥鎌倉 北條」に向かう車中で、大泉が源頼朝役を演じたNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」における、“北条家への思い”を吐露した。

「鎌倉殿」で頼朝が死去したあとのタイミングで収録が行われていた今回のロケ。大泉は「私も今や、あんまり北条好きじゃないんですよね」と切り出し、戸次から「いやでも北条家の支えがなかったら、そもそも挙兵もできなかったわけでしょ？ 恩がありますよ？」とたしなめられる。　　

しかし、大泉は「でも、僕の子ども（※鎌倉幕府2代将軍 源頼家）殺したんですよ？ あれだけお願いしますよ！って言って死んでいったのに。お前たち2人がいれば鎌倉は盤石じゃって言ってたのに、殺すんだ、みたいな。いや、わかっちゃいましたよ、もちろんね。わかっちゃいるけど、なんかもうちょっとなにか、やんごとなき理由がなにかあるのか…我が身可愛さで殺すわけですね」と、北条家が許せない理由を語る。

すると、戸次が再び「そんなこと言ったら、頼朝さん、同じですよ。やってることは。我が身可愛さで殺すって言ったら、頼朝さんだってそうじゃないですか。結局は我が身のためじゃないですか。自分のために散々罪のない人たちを殺してきた人ですよ？」とツッコむと、大泉は「別に私は、頼朝と北条を客観的に見ているんじゃないんですよ。私、頼朝ですよ？ どんな理由があるにせよ、自分の子ども殺されて許せます？」と反論。

そして「あれだけお願いしてたのに、『（北條）義時テメェこの野郎！』みたいな。『（北條）時政、この野郎！』『オレが死んだ途端にこうか！』。いや〜ツラかったすね…この数週間は…」と北条家へのボヤキが止まらない大泉だった。

なお、この日訪れたレストラン「奥鎌倉 北條」は、北条義時の大倉亭（邸宅）跡にあり、広い大倉亭跡の敷地、特にお店のある一角は北条政子の寝所だった場所に建っているという。