「黒執事」水嶋が剛力ベタ褒め、細部にこだわった劇中写真も初解禁。

2013/06/06 04:00 Written by Narinari.com編集部

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累計発行部数1,500万部の人気コミック実写化で、俳優・水嶋ヒロ(29歳)3年ぶりの主演作としても注目される映画「黒執事」。4月1日から始まった撮影は、九州を中心に5月中旬までオールロケで行われ、先日、ついにクランクアップを迎えた。それに伴い、主演の水嶋、そして“主人”役の剛力彩芽(20歳)からコメントが届いている。

大ヒットコミックの映画化ということもあり、世界観の再現にはこだわりを見せている本作。水嶋演じるセバスチャンの燕尾服は特注デザインで、試行錯誤を繰り返し完成、剛力演じる“主人”幻蜂汐璃(げんぽう しおり)邸のリビングには、豪華なシャンデリアからアンティークの家具、燭台、高級食器などがセットされた。

今回3年ぶりに俳優復帰を遂げた水嶋は、自身をシャープに見せる目的から体重を50キロ台に落とすまでの身体作りを敢行。約4か月間におよぶアクション練習などを経て、アクションシーンを含む過酷な撮影に挑んだ。セバスチャン・ミカエリスは、知識・教養・品位・料理・武術・容姿、すべてにおいて完全無欠の悪魔の執事。水嶋は、その人間離れした動きを完璧に体現し、現場に訪れた取材陣からも「まさにセバスチャン」と感嘆の声があがった。

一方、オリジナルキャラクターの“主人”幻蜂汐璃を演じた剛力は、初めての男装に挑戦。巨大企業ファントム社の若き総帥にして、女王の密命を帯びるイギリス名門貴族の末裔という役どころで、過去に壮絶な傷を持つ彼女が女としての人生を捨て、セバスチャンとともに世界を巻き込む怪事件を追う。

撮影を終え、水嶋は「1か月半におよぶ久しぶりの撮影は、コツコツと地道に進んで行く、まるで登山をしているかのような感覚でした。無事撮影を終え、頂上に辿り着いた時と似たような達成感を味わっています」とコメント。共演した剛力については「(剛力が演じる)汐璃はとても素敵で、発する言葉から滲み出る苦しみや悲しみを感じる度に鳥肌がたちました。とても輝いていて、その眩しさに少しでも近づけるようにと思いながら取り組んでいました」とベタ褒めだ。

また、「この作品には超一流のスタッフが集結しているし、皆さんに楽しんで頂ける素晴らしい作品に必ずなると信じています」と、その出来には自信をのぞかせている。そして「20代最後の、俳優として頑張る自分の姿が記録されている記念の作品でもありますし、これから公開が終わるまで、引き続き『黒執事』に力を注いでいきたいと思います」とさらなる全力投球を誓った。

剛力は「撮影が終わってしまって、とても寂しいです。撮影していた映像がすごく綺麗でしたので、これからCGなども加わりどういう画になるのか今からとても楽しみです」と完成が待ち遠しい様子。主演の水嶋については「(水嶋演じる)セバスチャンは、完璧でスマートな役ですが、水嶋さんのお芝居も本当に完璧で、アクションの動きや手の動き一つ一つが綺麗で、この作品の見どころになると思います。私はついていくだけでしたが、本当に主演が水嶋さんでよかったです」と振り返った。

映画「黒執事」は、ワーナー・ブラザース映画の配給で2014年新春公開。


☆「黒執事」とは

月刊「Gファンタジー」(スクウェア・エニックス刊)で、2006年から連載中の枢やなの代表作。コミックは現在16巻まで刊行されており、累計発行部数は1,500万部を突破(海外分を含む)した。2008〜2010年までテレビアニメで放送、2009年には舞台が上演、今年5月にも再演が決定。2010年のジャパン・エキスポ・アワード最優秀少年漫画部門受賞、2011年のAnimagic(ドイツ)にてBest International Manga賞など、数々の賞を国内外で受賞している。全世界42の国と地域で発刊。人気とともに、その高い評価で海外でも多くのファンを獲得しており、実写映画化の発表時には、各国のファンがFacebookに多数のコメントを寄せた。


☆2人の監督がメガホン

監督は「NANA」シリーズの大谷健太郎監督と、テレビアニメ「TIGER&BUNNY」や、SMAPとのコラボレーションで話題になったNTT「GATCHAMAN」TVCFのさとうけいいち監督がタッグを組む。

繊細な人物描写と高い演出力に定評のある大谷監督と、文化庁メディア芸術祭や東京国際アニメフェア・アニメアワードなどで数々の賞を受賞し、アニメファンに留まらず幅広い層に人気を得て、「タイバニ」(TIGER&BUNNY)現象を生んださとう監督。「黒執事」の類をみない独自的な世界観を2人の監督で贅沢に描く。

また、映画版では原作者の承認を得て、原作から約130年後を舞台にした完全なオリジナルのストーリー。製作はワーナー・ブラザース映画、制作プロダクションはC&Iエンタテインメントが担当する。


☆水嶋と剛力の役どころ

本作で剛力は、キャリア初となる男装の少女・幻蜂汐璃(げんぽう しおり)役を演じる。汐璃は男装して清玄(きよはる)と名乗り、巨大企業ファントム社を経営。イギリス名門貴族ファントムハイヴ家の末裔である彼女の一族は男子しか当主になれず、そして代々引き継がねばならない任務――女王の命令で、難事件を裏で解決する――があった。この任務と巨額の財産をある復讐に利用するために、女としての人生を捨てた汐璃が、巨大な謎に立ち向かう。この幻蜂汐璃は、原作をベースにしたオリジナルのキャラクターだ。

そして、完璧な執事として幻蜂家で働くのが、水嶋演じるセバスチャンだ。実はセバスチャンは、汐璃が復讐を果たすまで彼女を守り抜く代わりに、願いを叶えたそのときには彼女の魂を喰らうという契約を交わした、悪魔の執事だった。その「契約書」が、汐璃の右目に刻印された痕(しるし)。この究極の主従関係の2人が、世界を巻き込む怪事件を追う。舞台は近未来の2020年、西洋と東洋の文化が入り乱れたアジアの都市となっている。

また、原作に基づいたオリジナルキャラで、幻蜂家に仕えるメイドのリン役として、ファッション誌「CanCam」の超人気モデル・女優の山本美月(21歳)が出演。初のメイド姿を披露しているほか、アクションシーンにも初挑戦している。

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