「ほかの女に夫をとられるくらいなら、先に自分から離婚してやる」。その理由付けには賛否がありそうですが、マレーシアに住む107歳の女性ウォーク・クンダーさんは、夫との結婚生活を終わらせようとしています。

クンダーさんの夫である37歳のモハメッド・ノール・チェ・ムーサさんは、現在、マレーシアのクアラルンプールで薬物依存症の治療を受けています。しかしクンダーさん、夫が治療プログラムを終えた後に、なぜか「自分を捨て、年下の女性と再婚する」と信じ込んでいるそうです。

マレーシアのイスラム系の男性は4人まで妻を持つことが認められています（※女性は夫1人のみ）。そのため、仮に夫が新しい女性を見つけて結婚したいと思った場合でも、法律上はクンダーさんも妻の座に収まり続けることができるはず。したがってクンダーさんが離婚をしなくても形式上は問題ないのですが、どうやら真相は、クンダーさんが新しい夫を探そうとしているようなのです。

クンダーさんとモハメッドさんは4年前に結婚しましたが、モハメッドさんは初婚だったものの、クンダーさんにとっては22度目の結婚でした。そこまで結婚と離婚を繰り返してどうする……とのツッコミも聞こえてきそうですが、クンダーさんは非常に恋多き女性のようです。

70歳の年齢差からモハメッドさんとの結婚時には、マレーシア国内で大きく報道されたというクンダーさん。今回の離婚申請によって再び注目を集める中、果たして23回目の結婚に向けて、新しい夫となる男性に巡り会うことができるのでしょうか。