だめだだめだと思っていても、ついウトウトしちゃう受験・試験勉強や渋滞時の運転。ぼくは居眠り体質らしく、高校生の頃はバイクに乗りながら居眠りしてしまうことも少なくなかったので、クルマの運転中に睡魔に襲われると音楽を大音量でかけて大声で歌っているのだ。

こうしたハタ迷惑な行動をしなくても居眠りを防止してくれるグッズはたくさん出ている。コ○助も愛用している「エスタロンモカ」や「眠眠打破」、ガムの「ブラックブラック」などがそうだけど、これらはたくさん摂取しているうちに効きにくくなってくるし、何より体に悪いというイメージがある。そんなところへ、物理的に目を覚ましてくれるスグレモノの居眠り防止グッズが発売されたのだ。

今回登場した居眠り防止機能付き眼鏡「マイドゥ ブルル」は、頭が一定角度以上に傾くとセンサーが感知し、耳かけ部に取り付けられたバイブレーターが振動して眠気を覚ましてくれる、というもの。まるで、孫悟空の金の輪っかみたいなのだ。ウトウトしているところにブルルっときたら、すごくビックリしそう。

開発したのは、激安眼鏡店「MAX-A」やネットで視力が測れる「どこでもメガネ」などで知られる眼鏡小売りチェーン大手のビジョンメガネと、自動車部品販売会社の鷹乃羽。鷹乃羽は、頭が傾くと警戒音がなる「ナップアラーム」や、振動バージョンの「ナップヴァイーブ」という居眠り防止グッズを発売しているのだけど、今回はその機能を眼鏡プラスしているところが特徴なのだ。

人によって異なる耳や頭部の形状に合わせてセンサーの反応角度を4段階で調節でき、眼鏡をかけた状態でもオン／オフが切り替えられるので、「あ、眠気が来た」と思ったときにすぐに起動できるのだ。

山陽新幹線の事故以来、睡眠時無呼吸症候群による居眠りが社会問題になっているけど、医学的治療に加えて物理的アプローチで居眠りをできれば、仕事効率や事故の改善率がぐんと上がるのではないだろうか。これまで居眠りによって数々の電車の“車庫入り”を経験してきた自称「車庫王」のぼくには効かなそうだけど……。