1998年の「ダンキンドーナツ」撤退、2002年の「ミスタードーナツ」の肉まん事件など、一時は衰退の危機を迎えていた日本のドーナツチェーン。でも、イメージ回復に努めた「ミスタードーナツ」と、ここ数年で一気に店舗数を増やしているニューヨーク生まれの「DOUGHNUT PLANT（ドーナッツプラント）」の功績により、再びドーナツは「ホットなスイーツ」として脚光を浴びているなりよね。特に大胆なサイズやオーガニック素材へのこだわりがウケている「DOUGHNUT PLANT」は情報誌やテレビへの露出が多く、女性を中心に行列ができるほどの人気ぶり。コ○助もたまに購入しては、美味しいドーナツに舌鼓を打っているなり。

そんな盛り上がりを見せてきた日本のドーナツ市場（？）に、巨大な「黒船」が来襲することになったなり。1937年に米国で産声を上げた老舗のドーナツチェーン「クリスピー・クリーム・ドーナツ」が、今秋にも日本に上陸することになったなりよ。日本で事業展開するのはロッテと企業再生会社のリヴァンプが共同で設立した「クリスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパン（KKDJ）」。社長には日本マクドナルド出身の香坂伸治氏が就任し、日本でのファストフードチェーンのノウハウを活かしながら展開するなりね。ちなみに、出店のペースは、まず今秋をめどに東京都内に1号店をオープン。5年以内に首都圏で30〜50店舗ほど出店するようなり。

「クリスピー・クリーム・ドーナツ」は老舗ながら、長い間、東海岸に本拠を置く弱小チェーンに止まり、それほど人気があるチェーンではなかったなりよ。でも、1990年代に西海岸に進出してから勢力を拡大。2000年にはナスダック市場に、2001年にはニューヨーク証券取引所に上場するなど、急速に業績を伸ばしたチェーンとして知られているなりね。米国にいくつもドーナツチェーンがあるなりが、「クリスピー・クリーム・ドーナツ」はいまやトップクラスの人気を誇り、ハワイ・マウイ島に進出した際には、ほかの島から飛行機で買いに来る人が殺到するほどのブームとなったなりよ。恐るべし、「クリスピー・クリーム・ドーナツ」。

Narinari.comも「クリスピー・クリーム・ドーナツ」には以前から注目していて、2004年5月には特集「人気爆発！ クリスピー・クリーム・ドーナツ」で、その素晴らしい魅力を紹介したこともあるなり。米国在住のウォール真木は以前から「クリスピー・クリーム・ドーナツはうんまい！」と賛辞を送っていたなりが、コ○助は当然食べる機会に恵まれず、いつも悔しい思いをしていたなりよ（笑）。日本上陸となれば、もうウォール真木の「クリスピー・クリーム・ドーナツ自慢」に心が折れそうになることもなくなるはずなり！

上陸まであと数か月。オープンが楽しみなりね。