米球場で発売される「斬新な」ハンバーガーの正体。

2006/03/22 14:15 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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アメリカでは野球は本当に国民的スポーツ。MLBのメジャーリーグはもちろんのこと、その傘下にあるマイナー・リーグ、はたまた独立した小さなプロ・リーグから、小学生から高校生までが熱くなるリトル・リーグなど、野球の季節はあちこちで毎日のようになんらかの試合が行われています。ウォール家も夏になると夕食後、アイスクリームを買うために出かけがてら、近くのリトル・リーグの球場にふらりと足を向け、子供たちの試合を眺めながら夕暮れを過ごしたりいたします。

さてセントルイスからミシシッピ川を超え、すぐ反対に位置するイリノイ州ソージェ。この小さな町にも独立系野球リーグに属する「ゲートウェイ・グリズリーズ」なる野球チームがあります。独立系とはいっても、スタジアムは6,000人収容可能。5月の終わりから9月の始まりまで、ほぼ毎日試合をするというMLB顔負けのハードなスケジュールをこなす野球チームなのです。

さてこの「ゲートウェイ・グリズリーズ」このたび2006年度シーズンから球場で売られる食べ物に、実に斬新なメニューを加えて話題に。これハンバーグの一種なのですが、具がハンバーグにベーコンそしてチェダーチーズと……、まぁここまではいたって普通です。しかしそれを挟みこむパン部分が、なんとおどろくことに「ドーナツ」。

しかもこのドーナツ部分が、ただの巷のドーナツじゃございません。覚えていらっしゃいますか? 以前 Narinari.comの特集でもお伝えした「クリスピー・クリーム」。アメリカで爆発的な人気のドーナツ・チェーンのお店です。ここの定番商品「オリジナル・グレーズド」を半分に切り、そこに先の具をはさんだのが、この新商品 "Baseball's Best Burger" (「ベースボール界一、ベストなハンバーガー」)なのです。

これの考え出したのは球団のGM、トニー・ファンダーバーグさん。アトランタのとあるレストランで似たようなハンバーガーがあると聞き、自分の球場でも話題となるメニューを売り出せないかと思案。そしてドーナツ部分にクリスピー・クリームを使う許可を特別に得て、今回のドーナツ・バーガーがお目見えすることになったそうです。

うーん、実はウォール真木。甘いものとしょっぱいものを組み合わせた味って意外と大好き。これは興味津々なので、この夏絶対に食べにいかねば。

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