ゴールデンウィークも明け、世の中は夏に向けた新製品発表のシーズン。携帯電話も例に漏れず、これから各キャリアが続々と新端末や新サービスを発表する時期に差し掛かってきたなりが、NTTドコモから「902iS」シリーズ5機種、「902i」シリーズの企画端末3機種、「702i」シリーズ2機種の計10機種で構成された夏モデルが発表されたなりよ。また、新しいサービスも続々と発表されたので、11日に発表された内容をまとめておくなりね。

それでは引き続き、発表された端末を順に見ていくことにするなり。

［SO902iWP＋（ソニー・エリクソン製）］
・30分水に浸けても壊れない、「90xi」系のFOMAでは初の防水仕様。
・お風呂の中での使用や水による丸洗いが可能。
・130万画素のCMOSカメラを搭載。
・1.9インチ、26万2144色表示対応のTFT液晶を搭載。
・外部メモリはメモリースティックPRO Duo。
・ベルトに固定したり、カバンに下げるのに便利な「アクティブホルダ」付属。
・デザインとサイズにこだわった卓上ホルダを用意（別売り）。
・本体色はアクティブホワイトとシティダークの2色。

「SO902iWP＋」は防水仕様がキラリと光るソニエリ製端末。NTTドコモの防水ケータイ、かつて日本無線が「R692i GEOFREEII」を発売していたなりが、4年近くの間、新機種が登場していなかったなりよ。「90xi」系のFOMAでは初の防水ケータイとなるなりね。気になるのはどの程度の防水仕様なのかという点なりが、商品説明には「IPX7等級」、つまり「水中1ｍの水深に30分間放置しても平気」なレベルとあるなりよ。日常的にお風呂で使用する程度ならば、問題がないということ。最近は半身浴が流行っているので、お風呂でメールやネット、ゲームなどを楽しみたい人も増えていると思うなりが、そんな人にはうってつけの端末なりね。ちなみにauが発売している端末「G'zOne TYPE-R」（カシオ計算機製）も同等の防水性を持っているなり。

［DOLCE SL SH902iSL（シャープ製）］
・人工皮革で端末を覆い、レザーの質感が手に心地良い「大人のケータイ」。
・昨年8月に発表された「DOLCE」の後継機種。
・機能的には最新の「90xi」系と同等（iチャンネル、プッシュトーク、おサイフケータイ、フルブラウザなどをサポート）。
・130万画素のCMOSカメラを搭載。
・2.4インチ、26万2144色表示対応のベールビューモバイルASV液晶を搭載。
・メールの文字表示サイズをワンタッチで3段階切り替え可能。
・のぞき見防止の「VeilView」を採用。
・「まとめて簡単ロック」機能を搭載し、セキュリティを強化。
・外部メモリはminiSDカード。
・本体色はエクストラブラック、プレシャスレッド、エレガンスホワイトの3色。

「DOLCE SL SH902iSL」は人工皮革を使用しているため、ほかの端末に比べると高級感のある手触りを実現している「大人のケータイ」。前モデルの「DOLCE」は簡単ケータイの延長線上にある端末だったため、どうしても機能が最新の端末に比べると見劣りしていたなりが、「DOLCE SL SH902iSL」は最新のスペックを兼ね備えた上で、扱いやすい端末に仕上がっているなりよ。また、前モデルに比べると厚みが取れてスッキリとしたフォルムになっているのも嬉しいポイントなり。

［N902iX HIGH-SPEED（NEC製）］
・日本初のHSDPA対応ケータイ（最大3.6Mbpsの高速通信が可能）。
・AF対応の200万画素（記録400万画素）スーパーCCDハニカムカメラを搭載。
・2.5インチ、26万2144色表示対応のモバイルシャインビューEX液晶を搭載。
・音楽番組を自動配信する新サービス「ミュージックチャネル」に対応。
・拡張された5MBの大容量iモーションに対応。
・新サービス「着うたフル」に対応。
・本体色はシグナスホワイト、チタニウムシルバーの2色。

「N902iX HIGH-SPEED」は、今回発表された夏モデルの中で、ある意味目玉とも言える端末。高速通信の規格である「HSDPA」に日本で初めて対応し、最大3.6Mbpsの高速通信が可能となっているなりね。このスペックをフルに活かすべく、NTTドコモは「HSDPA」対応端末向けに最大1時間の音楽番組を自動配信する「ミュージックチャネル」や、ちょっとしたアニメなども配信される大容量iモーションの提供をスタートさせるなり。「着うたフル」に対応しているのもこの端末のポイント。「P902iS」と合わせて、夏モデルの「着うたフル」対応端末は2機種のみとなるなり。

［SA702i（三洋電機製）］
・大胆なツートンカラーの「アーバンスポーティデザイン」。
・電子コンパスを内蔵、ナビ機能を充実させたGPSケータイ。
・130万画素のCCDカメラを搭載。
・2.2インチ、6万5536色表示対応のTFT液晶を搭載。
・アンテナ内蔵のFMラジオ機能を搭載（BGMモード、目覚まし対応）。
・外部メモリはminiSDカード。
・本体色はホワイトブラック、ピンクホワイト、ブラックブルーの3色。

「SA702i」は三洋電機のFOMA端末第3弾。従来から提供しているGPS機能をさらに使いやすく、強化しているのが特徴の端末なり。一見、大きそうな端末に見えるなりが、実際に手にしてみるとかなりコンパクトなサイズなりよ。そこは「70xi」系なので、基本は踏み外していないなりね。ただ、大胆なカラーリングを採用しているため好みがハッキリと分かれてしまいそうな気も。

［SO702i（ソニー・エリクソン製）］
・NTTドコモ初のダブル着せ替え「デュアルスタイル」。
・「70xi」シリーズ最小の約75cc。
・130万画素のCMOSカメラを搭載。
・2.2インチ、26万2144色表示対応のTFT液晶を搭載。
・屋外でも屋内でも見やすい400カンデラ（ノートPC並）の高輝度液晶。
・デコメールを打ちやすい「クロスデコパレット」を採用。
・本体色はBLACK、PINK、WHITEの3色。
・「デュアルスタイル」はNORDIC STYLE（Butterfly、Curve、Moose）、LONDON（City、Flower、Stripe）、JAPAN STYLE（Arare、Koi、Tsukiyo）の9種類。

「SO702i」は着せ替えのできる端末を欲するユーザーにとっては待望の端末。ダブル着せ替えなので、「P」端末に採用されているカスタムジャケットに比べると、より大胆かつグラフィカルなデザインの端末に「魅せる」ことができるなりよ。「70xi」シリーズ最小の約75ccというサイズも、人気になりそうなポイントなり。

（つづく）