爆発的な売れ行き見せる「子どもGPSケータイ」に大論争。

2006/04/15 22:21 Written by コ○助

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子どもを狙った悪質な犯罪が相次ぐ昨今、少しでも子どもの安全を守る手助けをしようと各キャリアから投入されている「子どもGPSケータイ」の数々。こういう製品が世に出れば、子を持つ親なら「学校の登下校中などに事件に巻き込まれないように持たせたい」と思うのは当然のことなりよね。事件までは想定していなくとも、「今、どこにいるのか」が知りたいときにすぐ知ることができる機能が付いた携帯電話は、多忙な生活を送る現代の親にとっては有り難い存在なのは想像に難くないなりよ。

実際のところ、各社が発売している「子どもGPSケータイ」はかなりのヒット商品になっているようで、入学シーズンの現在、品薄状態が続くほどの人気ぶりなのだとか。三洋電機製の「A5520SA」を発売するauも、同じく三洋電機製の「SA800i」を発売するNTTドコモも、連日数百件の問い合わせがあり、全国的になかなか手に入らない状態が続いているなりね。また、6月頃に発売を予定しているウィルコムのバンダイ製端末「キッズケータイ papipo!」にも注文が殺到しており、バンダイの担当者は「目標の20万台を軽く超える勢い。今年一番のヒットになりそう」(産経新聞より)と驚きを隠せないようなりよ。

ただ、こうした状況に戸惑いを隠せないのが教育の現場。GPSや防犯ブザーなどの子どもの安全を守る機能には一定の理解を示しつつも、携帯電話に搭載されているゲームや辞書機能などを問題視する向きもあり、カンニングや授業の妨げに繋がるのではないかとの懸念の声が上がっているなりね。また、そもそも「子どもGPSケータイ」が登場する以前から携帯電話の持ち込みを禁止している学校も多く、親と学校の間で摩擦が起きているケースもあるというなり。

子どもは携帯電話を持つべきではないとの声は依然として根強いなりが、これも時代の流れ。古いものと新しいものの間に摩擦が生まれるのは仕方がないことなりが、学校も柔軟に対応していく時期に差し掛かっているのかもしれないなりね。皆さんは「子どもGPSケータイ」を子どもに持たせるべきだと思うなりか? それともやはり子どもに携帯電話は要らないと思うなりか?

☆各社が発売している「子どもGPSケータイ」。
NTTドコモ SA800i(三洋電機製)
・2.2インチ、26万色表示のTFT液晶を搭載。
・32万画素CMOSカメラ(アウト)、10万画素CMOSカメラ(イン)を搭載。
・約100デシベルのアラームが作動する「防犯アラーム」を搭載。
・電源OFFと同時に、現在地の位置情報(GPS)をイマドコサーチ契約者にメッセージ送信。
・電源OFF後も設定した間隔ごとに自動的に電源が起動、現在地の位置情報(GPS)をイマドコサーチ契約者にメッセージ送信。
・付属の専用工具でしか取り外しができない「バッテリーロック」機構を採用。
・メニューやガイドを平仮名で表示する「キッズモード」を採用。
・最大5件の連絡先にワンタッチで電話できる「直デン」ボタンを搭載。
・本体色はトリコ、ミント、アクアの3色。


au ジュニアケータイ A5520SA(三洋電機製)
・131万画素のCMOSカメラを搭載。
・2.2インチ、26万色表示のTFT液晶を搭載。
・「Hello Messenge」対応。
・新サービス「声de入力」に対応。
・簡単に警察や消防に通報できる「HELPNET」に対応。
・GPSとセコムが連携した「ココセコムEZ」に対応。
・カスタマイズ用シールが付属。
・外部メモリはなし。


ウィルコム キッズケータイ papipo!(バンダイ製)
・ターゲットは7歳〜12歳の小学生。
・ぱぴぽブルー、たまごっちバージョン、ちゃおスタイルバージョンの3種類。
・登録者のみとの通話・メール送受信を許可する「安心モード」搭載。
・保護者が子どもの位置を確認できる「位置情報サービス」対応。
・緊急時にワンボタンで指定先に連絡できる「緊急ボタン」搭載。
・有害サイトへのアクセス防止機能を搭載。
・30万画素のカメラを搭載。
・オリジナル絵文字や似顔絵つきプロフィール帳、ゲーム4種を内蔵。
・付属の専用ドライバーでのみバッテリーやW-SIMの取り外しが可能。
・通信機能は「W-SIM」の機能に準拠。
・6月頃に発売予定。



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