NTTドコモ、佐藤可士和デザインのGPSケータイ「SA800i」。

2005/11/24 18:40 Written by コ○助

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新サービス「プッシュトーク」に対応した「902i」シリーズ、シンプルな機能ながらデザインに力を注いだ「701i」シリーズをはじめ、FOMA最薄の「prosolid II」、強力な音楽再生機能を備えた「MUSIC PORTER X」、ラジオ機能を前面に押し出した「RADIDEN」、音声通話だけに機能を絞ったシンプルケータイ「らくらくホン シンプル」などなど、今年のNTTドコモの秋冬モデルは充実のラインアップ。幅広いユーザー層を抱えるNTTドコモならではのバリエーション豊かな端末が揃っているなりが、さらに新しい端末が発表されたなりよ。番号ポータビリティ制度の導入まであと1年。ほかのキャリアへのユーザー流出が囁かれる王者NTTドコモが攻勢を強めているなりね。

発表されたのは子ども向けの機能を搭載した三洋製端末「SA800i」。これまで若者向け、ビジネスマン向け、シニア向けとさまざまなターゲットに向けた端末を発表してきたNTTドコモなりが、子どもをターゲットにした端末の開発はやや遅れていたなりよ。今回発表された「SA800i」は基本的なFOMAの機能を持ちながらも、子ども向けのデザインを採用。「防犯ブザー」やGPSを使って保護者が居場所を確認できる新サービス「イマドコサーチ」に対応させるなど、細かい配慮が施された端末に仕上がっているなりね。参考までに簡単にスペックや特徴をまとめておくなり。

[SA800i 三洋製]
・2.2インチ、26万色表示のTFT液晶を搭載。
・32万画素CMOSカメラ(アウト)、10万画素CMOSカメラ(イン)を搭載。
・約100デシベルのアラームが作動する「防犯アラーム」を搭載。
・電源OFFと同時に、現在地の位置情報(GPS)をイマドコサーチ契約者にメッセージ送信。
・電源OFF後も設定した間隔ごとに自動的に電源が起動、現在地の位置情報(GPS)をイマドコサーチ契約者にメッセージ送信。
・付属の専用工具でしか取り外しができない「バッテリーロック」機構を採用。
・メニューやガイドを平仮名で表示する「キッズモード」を採用。
・最大5件の連絡先にワンタッチで電話できる「直デン」ボタンを搭載。
・本体色はトリコ、ミント、アクアの3色。

単に「防犯ブザー」や「キッズモード」を搭載しただけの、「とりあえず機能を載せておきました」的な子ども向け端末ではなく、GPSとの連動した機能がかなり考えられているなりよ。この端末を持った子どもに何らかのトラブルが起きて連絡が取れなくなった場合でも、携帯電話の電源が落とされた段階で自動的に位置情報を送信したり、その後も自動的に電源が立ち上がって位置情報を再送したりと、GPSをフルに活かした設計となっているなりね。また、「防犯ブザー」が作動した際には、自動的に登録された通話先に音声発信されるほか、位置情報をメッセージで送信する機能も。さらに、簡単にバッテリーの取り外しができない機構を採用しているあたりは、誘拐被害などの「万が一」のケースを想定しているなりね。

端末のデザインも子どもに好まれそうな非常に可愛らしいものなりが、デザインを担当したのは今をときめくアートディレクターの佐藤可士和氏。広告やデザインなどに興味のある人なら誰でも知っている、気鋭のアーティストなりよね。こうした著名アーティストを端末のデザイナーに起用するあたりは、NTTドコモにしてはかなり思い切った戦略と言えそうなり。

GPSとの連動機能をフルに活かすには、来春から提供される「イマドコサーチ」の契約を結ぶ必要があるなりが、月額料金はわずかに210円。これで子どもの安全が少しでも確保されると思えば、安いのではないかと。小さな子どもを持つ親の方々は、ぜひ導入を検討してみて下さいなり。

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