前西武の選手会長・小関竜也外野手が米移籍断念、巨人入りか。

2006/04/13 11:19 Written by コ○助

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選手会長を務めていた西武を昨年12月に突然退団、メジャー入りを目指して渡米していた小関竜也外野手。その退団理由は球団との年俸交渉で50%以上の減俸を提示されたからだと言われているなりが、メジャーの各球団が競合して獲得に動くほどの「超一流選手」とは言い難い小関選手だけに、移籍先探しは難航を極めていたなりよ。それでも当初から「メジャー契約にこだわらず、マイナーでも良いからプレーしたい」と柔軟な姿勢でメジャー各球団の入団テストに参加していたなりね。

そして2月4日と5日にロサンゼルスで行われたブルワーズの入団テストで、その守備力の高さと俊足がスカウトの目に止まり、マイナー契約を結ぶ見込みになったと日本のスポーツ各紙が一斉に報道。ブルワーズは大家友和投手が所属する球団として日本でもおなじみの球団ゆえ、小関選手がメジャー昇格を果たした暁には日本人コンビとして活躍してくれるとの期待が高まっていたなりよ。これで無事にメジャー挑戦の第一歩を踏み出した……かに見えたなりが、小関選手の前に大きな壁が立ちはだかることになるなり。

それはビザという、小関選手にはどうすることもできない大きな壁。日本国籍の小関選手がアメリカでプレーするためには就労ビザが必要となるなりが。メジャーの選手は特殊技能者として認められるためビザ発給枚数の制限はないものの、マイナーの選手は各球団ともビザの発給枚数に制限があるなりよ。小関選手は契約が2月と遅かったため、球団が発給するビザの枠がなくなってしまっていたなりね。そのためブルワーズは小関選手の獲得を断念。ブルワーズとの契約は白紙に戻ったなりが、それでも小関選手は「残念ですが、ここで諦めるわけにはいかない。これからが勝負です」と前向きな姿勢で次の移籍先探しを始めたなり。

でも、再び移籍先を探し始めたのは3月も中旬になってから。各球団とも今季の戦力構想がある程度固まっている段階で、ブルワーズと同様にビザの枠がいっぱいの球団ばかりだったなりよ。小関選手の元には色よいオファーが来ることもなく、結局、アメリカでのプレーを断念せざるを得ない状況となってしまったなり。一度はブルワーズへの入団が決まりかけていただけに、これは悔しいなりよね……。

今後は「引退」ではなく、4月14日と15日に巨人の入団テストを受けることに。西武を退団する際には自由契約選手扱いとなっているため、巨人に移籍することは何ら支障がないなりが、もともと「どうしてもアメリカでプレーしたい」という前向きな挑戦ではなかったため、すんなり「巨人・小関」が誕生するかもしれないなりね。入団テストの結果に注目しておきたいなり。

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