西武の選手会長・小関竜也外野手が退団、メジャー挑戦へ。

2005/12/01 14:35 Written by コ○助

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ファンにしてみれば「まさか……」と絶句したくなるようなカタチで、また新たなメジャー挑戦をする選手が現れたなりよ。今年から西武の選手会長を務めている小関竜也外野手が自由契約となり、心機一転、海を渡るというなりね。現在進行形で選手会長を務めていた選手が突然退団するのは異例の事態。チームの精神的支柱の役割も担う選手会長の退団は波紋を広げることになりそうなり。

小関選手は1994年のドラフト2位で西武に入団。4年目の1998年にチャンスを掴み、104試合に出場、打率.283、3本塁打、24打点、15盗塁の成績でチームの優勝に貢献すると共に、その年の新人王を獲得。以降、俊足の2番打者として1軍に定着し、再びチームが優勝した2002年には135試合に出場し、打率.314、4本塁打、50打点、15盗塁と自身最高の成績を残す活躍を見せたなり。この年のオフには年俸が1億円を突破。名実共に西武の「顔」的な存在として、チームから信頼され、ファンからも愛される選手だったなりね。

ところが、今年の11月20日にスポーツ紙にトレード話が出たなりよ。昨シーズン、若手の台頭によってレギュラーを奪われたものの、選手会長に就任したことで巻き返す決意を持って臨んだ今シーズンだったなりが、左ひじのけがの影響もあって47試合の出場に止まり、打率.198、0本塁打、1打点、0盗塁のまさかの成績に。これを受け、球団から契約交渉の場で提示された来季年俸は6,500万円ダウンの3,000万円という目を疑うような数字だったことから、小関選手はトレードを志願していたなりね。球団も小関選手の意向に添ってトレード先を探していたようなりが、残念ながら他球団との交渉が成立せず、結局そのまま自由契約で退団することになってしまったなりよ。

ただ、小関選手の自由契約は現場の責任者である伊東勤監督には一切伝えられていなかったようで、サンケイスポーツによると「小関が自由契約? 何も聞いとらん。それは本当の話なのか? そういうことを何で記者に言われて知るんや」とカンカンの様子。伊東監督にしてみれば、来季も戦力との認識があった中で、フロント主導で主力選手の去就が決まってしまったことに不信感を抱いてしまったようなり。

今後、小関選手は代理人を付けてメジャー移籍の道を模索することになるなりが、本人は「メジャーでやれるにこしたことはないけど、やれるならマイナーでも挑戦したい」(サンケイスポーツ)と、決してメジャー契約にはこだわっていないなりね。西武はFAで豊田清投手が巨人に移籍、森慎二投手がポスティングでメジャー挑戦と、主力選手の離脱が相次いでいるなりが、このままで来シーズン大丈夫なのかな、と心配せずにはいられないなりよ。ファンの悲しみの声が今にも聞こえて来そうなり……。

☆今オフメジャー移籍を目指す選手
◎城島健司捕手(ソフトバンク)→FA権行使、マリナーズと契約
□入来祐作投手(日本ハム)→ポスティング入札なし、自由契約でオファー待ち
□森慎二投手(西武)→ポスティング利用へ
□斎藤隆投手(元横浜)→自由契約、オファー待ち
□マック鈴木投手(元オリックス)→自由契約、オファー待ち
□小関竜也外野手(西武)→自由契約、オファー待ち
□石井弘寿投手(ヤクルト)→球団に直訴中
□松坂大輔投手(西武)→球団に直訴中
□井川慶投手(阪神)→球団に直訴へ
□山口和男投手(オリックス)→球団に直訴へ?
×上原浩治投手(巨人)→今オフは断念
×清水直行投手(ロッテ)→今オフは断念

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