ディズニーのCGアニメが首位、北米週末興行ランキング。

2005/11/08 12:32 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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(このコラムには映画のネタバレが含まれている可能性があります。ご注意下さい)

今週の全米週末興行ランキングは、ディズニーが初めて自社製作したCGアニメ「チキン・リトル」が初登場で1位となりました。「トイ・ストーリー」、「ファインディング・ニモ」など大ヒット作品を連発したピクサー社との提携が解消する予定の同社としては、この「チキン・リトル」の好調な滑り出しは嬉しいニュースに違いありませんね。アニメ系作品の初登場首位といえば、つい先月の「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」がありましたが、こちらは直後に製作会社のスタジオ倉庫が全焼という痛ましいニュースがあったので、ぜひディズニーにはそんなアンラッキーな出来事が起こらないことを祈るのみです……。

第2位となった「ジャーヘッド」は元海兵隊員として湾岸戦争中出兵したアンソニー・スオフォード氏の、同名の手記を原作とした作品。戦争に出向いた兵士の映画といえば、どちらかという英雄視した作風が多いのですが、この作品はといえば対照的に兵士たちの「俗っぽさ」をリアルに描写して話題になった本なんだそう。

さらに順位を見ていくと、先週1位だった「ソウ 2」も3位にまだ食い込んでいますね。ちなみに、ウォール真木が先週のランキングのコラムを書いた時、リファレンスとしてあらすじを読んだのですが、その晩そっくりのストーリーが夢に出てきました。怖いー!怖いー!

ところで個人的に興味があるのが8位の「ザ・ウェザー・マン」でしょうかね。ニコラス・ケイジ出演のこの作品は、お天気予報のキャスターをテーマにしたコメディ・ドラマ。アメリカでは天気予報が外れると、道行くキャスターに人がモノを投げて「報復」するという都市伝説みたいな話があるんですが、これがネタとなっているようです。

しかし、本当にお天気キャスターってそんなに蔑まれる立場なんだろうか?今後ネタとして調べてみる価値ありですね(笑)。

【今週末の北米週末興行ランキング】
原題映画タイトルのみ (カッコ内は週末収入 -単位:万ドル-)
1. Chicken Little ($4,010)
2. Jarhead ($2,880)
3. Saw II ($1,720)
4. The Legend of Zorro ($1,000)
5. Prime ($530)
6. Dreamer: Inspired by a True Story ($480)
7. Good Night, and Good Luck. ($310)
8. The Weather Man ($294)
9. Shopgirl ($252))
10. Flightplan ($233)

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