「ウォレスとグルミット」新作映画、米初登場で第1位。

2005/10/11 10:56 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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ウォール真木が運転中聞いているラジオ・ステーション、「FM 101.1 ザ・リバー」。あの以前narinari.comのコラムでも紹介した、セントルイス・カージナルスの地区優勝に願掛けをして、ビルボードの上で寝起きをしたDJ2人が所属する局でもあります。ちなみにウォール真木、彼らについての記事を書いた後、激励の意味で「日本にむけてアナタ達のことを紹介したよ!」とメールを書いたところ、(ビルボードから無事降りてきた)数日後ちゃんとお返事を頂きました(笑)。

さてその「ザ・リバー」では「連想クイズ」みたいな1コーナーがありまして、電話をかけてきた挑戦者がそれに正解するとプレゼントがもらえるのです。んで、今日のそのクイズのお題が「グルミット」。……瞬時に答えが分かるウォール真木。なのに本日の挑戦者、何人もハズレです。なんでー!「グルミット」といえば「ウォレス」でしょうがぁぁぁぁぁぁあああっ!?

なんで分からない!?と思わず怒りを覚えるワタクシ。そんなにアメリカではクレイメーションの「ウォレスとグルミット」は認知度なかったけ?いいや、そんなことはありません。だって「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」がこの週末、アメリカで公開されましたが初登場で北米週末興行収入第1位になったのですから。答えが分からなかったのはリスナーがとぼけていたせいです、絶対そうですっ(怒)。

ところでこの「〜野菜畑で大ピンチ!」は、ウォレスとグルミットのシリーズとしては4作目(数分の長さのショート・ショートは除く)で、初の長編映画。最初の作品「チーズ・ホリデー」が1989年製作ですから、ちょっと数が少ないような気がしますね。でもこのシリーズは粘土で出来たフィギュアを少しずつ動かして、さらにそれをコマで撮影していくという気の遠い作業で作られているのを考えれば、それも当然なのかもしれません。

なんでも「チーズ・ホリデー」は作者のニック・パークがコツコツとひとんど人の手を借りずに作ったので、完成までに6年。今回の映画も1人のアニメーターが1日で作成できるのがたった5秒程度だったとかで、スタッフ複数でも18ヶ月かかったそうです。そんなワケで「ウォレスとグルミット」ファンとしては毎回、歯がゆい思いをして次作を待っているのです(涙)。

この「〜野菜畑で大ピンチ!」は日本での全国ロードショーは来年2006年の3月18日から。アメリカでのヒットはもう間違い無しの大作です。皆さんもチャンスがあればぜひぜひ。

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