サムライ・ベアーズ元選手が語るクロマティ氏の素顔。

2005/07/21 09:27 Written by コ○助

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映画版「魁!! クロマティ高校 THE★MOVIE」の公開差し止め請求によって、一躍時の人となった元巨人の助っ人、ウォーレン・クロマティ氏。派手なパフォーマンスと陽気な性格を披露した巨人在籍時の印象から、今回の一件は「まさか」という驚きを持って受け止められていたなりが、実際のところクロマティ氏がどのような人なのかはあまり知られてはいないなりよね。

クロマティ氏は現在、今年新設されたばかりの独立リーグ「ゴールデンベースボールリーグ」で、日本人選手だけで構成された球団「サムライ・ベアーズ」の監督を務めているなり。この球団に入団した選手の中には、1992年の夏の甲子園で、当時星陵高校の松井秀喜外野手を5打席連続敬遠したことで話題になった明徳義塾の河野和洋投手もいたなりが、その河野投手が6月をもってサムライ・ベアーズを退団、日本に帰国しているようで、現在発売中の「週刊文春」でインタビューに答えているなりね。その内容は、なにやらクロマティ氏に対する批判めいたモノとなっているなりよ。

「とにかく口癖は『ファック』で、選手がミスすると『ファック・ユー』を連発するんですよ。朝から晩までファックファック言ってますね」
「前にホテルでクロマティと隣の部屋になったとき、ファックファックうるさくて、部屋を替えたこともあります」
「クロマティはサインミスが多くて、多いときには一試合に五回くらいあるんです」

口癖が「ファック」というのは本当のようで、事実、試合中に「ファック」発言をしたとの理由で2度ほど退場処分を受けたこともあるのだとか。「ファックファックうるさくて」部屋を替えたという話はちょっとネタっぽいなりが、本当なら、いったいどんな奴だよ、といった感じなりよね(笑)。ただ、かなりの激情家ということだけは伝わってくるなり。

また、この記事にはほかの元選手の証言もいくつか紹介されているなりよ。

「選手に『お前、俺の荷物を取ってきてくれよ』って自分の荷物を持たせ、自分では絶対に持たないんですよ」
「テレビとかの取材が来た時だけ頑張ってウォーミングアップなどをリードするんですけど、取材陣がいなくなると他の選手に『代わりにやれよ』と言っていなくなってしまう」

この証言をそのまま受け止めると、クロマティ氏は指導者には全く向いていないタイプなのかもしれないなりね。「名プレーヤーが名監督とは限らない」というのは定説なりが、クロマティ氏はまさにドンピシャ。実際にクロマティ氏の下でプレーをしていた選手たちの証言なので信憑性が高そうなだけに、ちょっと残念な一面を知ってしまったなり。

映画のほうは、冒頭に「この映画に登場する人名、学校名等はすべて架空のものであり、実在する人名、団体名とは一切関係ありません」というスーパーを入れることで、予定通り公開されることになったなりが、今後は引き続き民事訴訟を起こす考えを明らかにしているだけに、まだまだ「激情家」のクロマティ氏が話題を振りまく可能性は高いなりね。でも、どうか現役時代の、あの輝いていた姿が汚れていくようなことにはなりませんように……。

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