ボーダフォンのノキア製3G端末「702NK」レビュー。

2004/12/28 11:53 Written by コ○助

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Symbian OSを搭載しているため、購入後にソフトをインストールすることでPDA的な使い方ができると話題となっているノキア製の「702NK」。標準では搭載されていないものの、あとから「Opera」や「NetFront」などのフルブラウザやMSN/Yahoo!/ICQ/AOL互換メッセンジャー、MP3プレーヤーなど、フリーソフトとして公開されているものをインストールすることで機能拡張ができると、一部コミュニティでは大きな盛り上がりを見せている端末なりね。

こうした「702NK」の自由度の高さに魅かれている人もいるかと思うなりが、あまりクローズアップされていない、「普通の携帯電話としての使い勝手はどうなのか」という点について触れたレビュー記事がインプレスに掲載されていたなりよ。かなり参考になる部分が多いので、見ておくことにするなり。

「日本の端末では当たり前となっているような簡単な操作も戸惑うことが多い」
「充電台が付属しなかったり、国内では全く流通していないRS-MMCというメモリカードを使っていたり、さらには、テレビ電話機能は付いているのに内側カメラが付いてなかったりと、日々使っていく上で不便に思うところもある」
「本当にこれは舶来もので、『この設定項目はきっとこのカテゴリにあるだろう』とか、『こういう機能はあるはず』といった常識はほとんど通用しないといってよい」
「確実に言えるのは、これまでの機種変更と同じ感覚でデザインやPCリンクを目当てに買うと痛い目に遭うだろうということだ」
「マズいのはボーダフォン側の不親切さだ。マニュアルはノキアのワールドワイド基準のもので、機能の多さに比べたら圧倒的に説明不足」

この冬のボーダフォンのラインアップの中で、売れ線ながら操作性の悪さなどから悪評渦巻く「802SE」と同様、もともと海外向けに設計された端末ということもあって、「702NK」もかなりクセがあるようなりよ。日本でこれまで発売されてきた端末と同じ感覚で購入しようものなら、かなり操作に苦しめられることになるのは確実のようなり。

しかし、ボーダフォンはマニュアルをちゃんと整備した上で発売しないのは、いただけないなりねぇ。端末の種類を増やすことだけに躍起になって大事なことを忘れているようでは、「ユーザーの視点に立ったサービスを提供しないキャリア」という印象が付いてしまいそうな気が。「702NK」は機能的には魅力満載の端末には違いないなりが、それを使いこなせるようにするための情報提供をボーダフォン側が怠るというのは、なんだか納得がいかないところなり。まあ後からソフトをインストールできるというのはボーダフォンが推奨している機能ではないので仕方ないにしても、基本的な操作が煩雑なのが分かっていて、マニュアルがよろしくないというのはどうなのか、と。

購入を検討している人は、これまで新機種を購入してきた時以上に、注意深く情報収集した上で購入して下さいませ。

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