韓国の大学が、山登りが得意な生徒を対象に奨学金を出すという。

ソウル大学校によるこのユニークな奨学金「ミサン・マウンテン・ハイキング・スカラシップ」は、募集人数70人。7月8日から18日までの期間に1400人が応募しており現在審査中だ。
2025年末までに3つの山に登頂した者には216ドル(約3.2万円)、6つの山に登頂した者には最大540ドル(約8万円)の奨学金授与という内容で、登る山の条件としてはアウトドアブランド「ブラックヤク」の「100の著名な山」にリストアップされた韓国各地の山々で雪岳山(ソラクサン)、漢拏山(ハルラサン)、智異山(チリサン)などが候補となっている。
ちなみにケーブルカーやゴンドラを利用しての登山は認められず、登頂の証拠をブラックヤクのアプリを使用して提出する。
ソウル大学校はこの奨学金の意図について、こう話している。
「この奨学金は寄付者の『挑戦の精神とコミュニティ精神を備えた健康な個人を育成したい』をいう願いを反映したものとなっています」