俳優の大泉洋（50歳）が、3月16日に放送されたラジオ番組「福山雅治 福のラジオ」（TOKYO FM）に出演。武道館でのコンサートで失敗し、落ち込んで帰った後に、福山雅治から長文の励ましのメールをもらって号泣したと語った。

ベストアルバム「YO OIZUMI ALL TIME BEST」を発売する大泉が、番組のゲストとして登場し、2月に行われた武道館でのコンサートの話題となる。大泉は持ち歌だけでなく「TOKIO」や「長い夜」といったカバー曲も披露し、福山から「大泉さんのやりたいことが散りばめられていた」と賞賛した。

ただ、大泉は、長い間弾き語りの練習をしてきた「ハナ〜僕とじいちゃんと」のイントロ部分で何度も失敗したため、ライブ会場で「感動に導けなくてごめんね」と謝り、ライブが終わった後もかなり落ち込みながら帰ったと話す。

しかし、福山は「何が1番感動的だったかって、その1番上手くいかなかったあのシーンが1番感動的だったです。プレゼントとか贈り物と同じでね、どんなプレゼントをもらっても、どんな贈り物をもらっても、それを選んでくれたその人がそのために使った時間とこれが合うかなって思ってくれたその気持ちが1番プレゼントで。洋ちゃんがやろうとしたこと、ファンのみんなにこれを見てもらいたいって思って練習していたその時間、武道館で披露してみんなにこれを伝えたいんだと思ったその気持ち、それが最高のセットリストだし、最高の演出。洋ちゃんの落ち込むのもよくわかるけれど、本当にこれは愛に溢れた時間だったなと思って僕は感動したんです」と話し、同様の趣旨の長文メールを大泉に送ったという。

大泉も「もう本当に落ち込んでるところに、朝起きたら（福山）先生からものすごい長いメールが来てて。私、ベッドでそれ見て、もう50歳のおっさんがそのメール見て泣いてるんですよ。もうボロボロ泣いて。本当になんて優しい人だろう！と思って泣いて」と福山の励ましに号泣して立ち直りかけたが、「なんとなくいつもの癖で開いたネットニュースで『大泉洋 武道館でピアノ7回失敗』って。（スマホを）投げつけましたよ。やっぱり先生、こんなこと言われてますよ！って」と笑い話にして話を収めた。