スムージー混入の虫は“種”? 店側は「見間違え」主張で徹底抗戦。

2013/05/02 14:06 Written by Narinari.com編集部

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4月20日、中国のレストランで注文した沙冰(スムージー)からゴキブリが出てくるという出来事があった。問題の沙冰を食べた女性はすぐに店にクレームを入れたが、従業員は頑なに認めず、言い訳をしてきたという。

中国メディア錢報網などによると、この一件は4月21日の昼過ぎ、一人の若い女性が自身の微博(中国版ツイッター)に投稿したことから明らかになった。海南省海口市の女性は前日の晩、同市にあるショッピングモールに入っているレストランで沙冰を注文。しばらく食べ進めると、中から小さなゴキブリが5匹現れたという。そのほとんどはすでに死んでいたが、1匹だけはまだ身体を動かしていたそうだ。

これだけでも当事者にとっては大変嫌な出来事に違いないが、さらに女性を苛立たせたのは店の対応。従業員は謝罪もせずに新しいものと交換しようとし、ゴキブリについては「(店内で)飛んでいた虫です」と主張した。この対応に怒りが収まらない女性は証拠写真を撮影して微博に投稿、怒りをぶちまけたというわけだ。

しかし、話はまだ終わらない。この一件がネットユーザーの注目を集め、事態が拡大すると、24日、この一件の“真相”を調べるため、海口市食品薬品監督管理局の担当者が同店を訪問。担当者が「ゴキブリの痕跡は見つからなかった」という店を擁護するような調査結果を出すとともに、従業員は従業員で「沙冰にはドラゴンフルーツが入っていました。きっと女性客はそのドラゴンフルーツの種とゴキブリを見間違えたのでしょう。誤解を与えてしまったようです」と、やはり事実を認めようとしなかった。

被害に遭った女性が撮影した写真には確かにゴキブリの死骸が写し出されているが、同店と確認できるものではない。そのため、ネットユーザーの中には「女性の自作自演」を疑う人もいなくはないが、ほとんどはやはり店を対応・態度を断じている。女性自ら「同じ目に遭わないためにも、証拠写真はその場で撮影すべき」と言うように、中国でこうした騒動に巻き込まれた際には、まずは証拠写真を撮影することが“絶対条件”であるようだ。

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