独マックの“個性派バーガー”、小ぶりのソーセージ3本をバンズで挟む。

2010/08/29 13:18 Written by Narinari.com編集部

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世界中に展開しているマクドナルドは“世界共通”で定番のメニューが味わえる一方で、細かな部分では国によっていろいろな違いがある。日本の「チキンタツタ」や「月見バーガー」などのように、その国にしかない独自メニューがあることはよく知られているが、今回は日本では味わえない、ドイツのマクドナルドにある独自メニューなどを食べてみた。


◎本場ならではの“ソーセージバーガー”

店舗に入り、カウンター上のメニュー一覧を眺めてまず目に飛び込んできたのは「ニュルンバーガー」(1.79ユーロ=約192円)。ソーセージの本場・ドイツらしく、バンズでソーセージ3本を挟み、マスタードで味付けをしたハンバーガーだ。早速注文してみると、出てきたハンバーガーはやや小ぶり。ソーセージ自体もそれほど大きくはなく、日本のスーパーなどで販売されているソーセージ、例えば「シャウエッセン」(日本ハム)くらいの大きさに見える。

味付けは少し酸味の効いたマスタードがメインで、全体的にシンプルだ。実際に食べてみると、正直なところ、ケチャップを付けたほうが美味しいと感じた。しかし、そうするとドイツの至るところにあるスタンドのソーセージ屋さんとの差別化が難しいため、いろいろと模索した上でこのシンプルな味付けに着地したのかもしれない。

ソーセージの歯ごたえはあまりなく、しっとりと、そしてわりと脆い印象。肉肉しい感じはなく、「まあ、ソーセージだな」程度の少し物足りなさを感じるものだった。とはいえ、ビジュアルはほかのメニューにはない強烈なインパクトを放っており、一度は食べてみる価値はありそうだ。



◎かなり美味しい「ベジバーガー」

インドをはじめ、いくつかの国ではメニューにある「ベジバーガー」(1.10ユーロ=約118円)も販売されていた。サイズはやはり小ぶりで、ジャガイモのコロッケ風パテがメイン。その名の通りの“野菜のハンバーガー”で肉類は入っていないが、その味は抜群にうまい。

マクドナルドのジャガイモメニューというとまず「マックフライポテト」を思い浮かべるが、「ベジバーガー」は、ザワークラウト風に見立てた(?)キャベツと一緒にサンドされているため、全く別モノの味わいだ。味付けはピリッとしたチリペッパーのソースでまとめている。



◎日本で販売されていたメニューも

かつて日本にもあった「マックラップ」。ドイツでは「クリスピーチキン」「クラシックビーフ」「グリルチキン」の3種類が販売されていた。「クラシックビーフ」を注文してみたが、味付けはシンプルに塩がメイン。肉もわりとはみ出すほど巻かれており、グリルの香ばしさもしっかりとあった。

また、横長のバンズが特徴の「マックリブ」も販売されていたが、こちらはバーベキューソースの“かけ具合”が異なる様子。日本ではソースが塗られている程度の量だったが、ドイツではソースにパテが包まれ、いまにも垂れてきそうなほどたっぷりだ。


◎「Mac Cafe」にも行ってみた

マクドナルドのカフェ業態である「マックカフェ」にも訪問。カフェというだけあってデザートメニューも充実しており、ここではリンゴのケーキを注文してみた。このケーキ、リンゴを煮すぎずに歯ごたえを残しているため口に入れた感触が心地よく、適度な甘さと、リンゴ独特の酸味が口の中をすっきりとさせてくれる、なかなかの一品だ。なによりもリンゴの量がたっぷりで、かなりレベルが高い。

ここまで1人にしてはかなりの量を食べて来たが、最後に何かドイツらしいメニューを食べようと思い、「ジャーマンポテト」を注文。「マックフライポテト」のような細いストレート形状ではなく、皮付きで三日月形状の「ジャーマンポテト」は、サワークリームを付けていただく。ベーコンは入っていないが、いろいろなスパイスを使って味付けされており、ビールのお供にピッタリのメニューだった。(※ドイツのマクドナルドはビールがメニューにある)

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