英国の子どもは3分の1が「先生は宇宙人」と信じる、宇宙に関する調査で。

2010/02/02 22:15 Written by Narinari.com編集部

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ときに大人が驚くような自由な発想や豊かな創造性を見せる子どもたち。知識や常識によってより現実的になっていく大人に比べると、子どもたちの世界はいつの時代もファンタジーに満ち溢れているが、先日英国の映画会社が行った調査では、同国の3分の1の子どもは「学校の先生は宇宙人」と信じていることが分かったという。

この調査は、昨年欧米で公開された映画「Aliens in the Attic」(日本公開は未定)のDVD発売を記念して、20世紀FOXホームエンターテイメントUKが行ったもの。調査対象は5歳から16歳の子ども1,000人で、映画の内容に合わせて宇宙に関するアンケートを実施した。

すると、「子どもたち全体の3分の1が『先生は地球外生命に侵された存在』と確信」(英紙メトロより)しているという、驚くべき結果に。そして「宇宙人の存在を信じる」子どもの割合も高く、「4分の3は『小さな緑の怪物』が宇宙のどこかに存在している」と考えていることも分かった。

こうした想像力は子どもならではといったところで微笑ましくもあるが、一方で多くの子どもたちは、常識的な知識が身についていない点もこの調査では浮き彫りになっている。

英地方紙ベルファスト・テレグラフでは「太陽系8つの惑星の名前を挙げよ」との質問について言及。日本では「水金地火木土天海冥」の覚え方が有名だが、2006年に開かれた国際天文学連合総会で冥王星が“小惑星”に分類されたため、現在は海王星までの8つになっている。この質問に、英国では良い覚え方がないのか、16歳の子どもたちの94%が名前を挙げられなかったそう。これは5歳児の95%とほとんど変わりがなく、英国の子どもたちにとって宇宙は「宇宙人」を夢見る世界であっても、現実的な興味が湧く世界ではないのかもしれない。

ほかにも16歳の子どもたちの間では、サンタクロースを信じるのが7%だったのに対し、宇宙人を信じるのは2割程度と、その差は約3倍に。そして宇宙人を信じる子どものうち7割は「(宇宙人は)平和的な存在」と答えている。

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