植物を植えても必ず枯れる庭、悩む家主にもたらされた意外な事実は?

2010/01/27 19:46 Written by Narinari.com編集部

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あるドイツ人夫婦は、自宅の庭で数年にわたって続く不思議な現象に悩んでいた。それは庭の一部の植物が、新しく植え替えても必ず枯れてしまうというもの。原因がわからぬまま植物を植え替え続けては、次々と枯れていく様子に首をかしげていた中、匿名の差出人から1枚のCD-Rが送られてきた。その中に入っていたデータを見て、2人は驚いたという。

ハンブルグ在住のディーター・フリーベルさんとローズマリーさん夫妻は、少なくとも数年にわたり一部の植物が枯れるのを目の当たりにし続け胸を痛めていた。どんなに新しい植物を買ってきても必ずすぐに枯れてしまう事態に、ローズマリーさんは当初、庭の土に問題があるのではないかと疑っていたという。

しかし、植物が枯れるのは特定の場所だけで、その周囲には芝や草が生い茂っており、庭の土が汚染されているようには見えない。土壌検査をする方法も考えたが、「サンプル検査の料金が高すぎて手が出なかった」(ドイツ英字紙ザ・ローカルより)そうだ。

「ハイビスカスも、太陽に照りつけられたように突然枯れてしまったの」と、なす術がなかったと話すローズマリーさん。しかし、数年経っても分からなかった謎の原因は、突如解明されることになった。

ある日、家のポストに匿名の差出人から1枚のCD-Rが届いたそう。「たぶん近所の人がくれたに違いないわ」とローズマリーさんが推測するこのCD-Rには12本の動画が記録され、それを見た夫妻は驚きを隠せなかったという。

そこに映しだされていたのは、隣家に住む男性が夫妻の家の庭に放尿しているシーン。ぽっちゃりした男性が、植物めがけておしっこをしている様子がしっかりと撮影されていた。動画には日時も記録。昨年10月28日から12月5日の間の映像であることも分かった。

ローズマリーさんは、1年前に隣人が駐車場の車を傷つけたとして裁判沙汰になった際に目撃者として出廷し、それをきっかけに交流がなくなっていたそう。匿名のタレコミによって知らぬ間に受けていた腹立たしい出来事がわかり、夫妻はすぐに証拠を持って抗議すると、男性は素直に謝罪。ただ、夫妻はしっかりと警察に通報したようで、デイリー・メール紙は「5年にわたり、一晩に最高6回も男性が“攻撃”していた」と警察のコメントを伝えている。

長年の悩みが消え、さぞ夫妻もすっきりした気分だろうと思いきや、まだそうはいかないらしい。「よく葉っぱから指を伝う液体がどこから来たのか不思議だったけど、今考えると気分が悪いわ」と話すローズマリーさん。これからは元気に育つ植物を見て、少しずつ気分を癒してもらいたいところだ。

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