出されたハンバーガーに不満、米マクドナルドで女が水をまくなど大暴れ。

2010/01/08 09:55 Written by Narinari.com編集部

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新年早々、チキンマックナゲットを買うことができなかった女性に店員が殴られたというニュースが伝えられた米マクドナルド。しかし、こうした事件はこの一件に限らず、昨年末にも別の店舗でカウンター内に水をまかれた事件があり、米メディアで大きく報道されている。

米地方紙カンザスシティ・スターによると、事件が起きたのは昨年12月27日、ミズーリ州カンザスシティにあるマクドナルドでのこと。きっかけは購入したハンバーガーに女が不満を示したことだった。

同紙には当時の様子を映した防犯カメラ映像(音声なし)が掲載されており、この動画で事件の一部始終を確認することができる。まず、腕を組みながらレジカウンター越しに店員へ不満をぶつけている女の様子が映し出されているが、カウンターに手をついて身を乗り出し始めるなど、徐々にヒートアップ。このとき「代わりのハンバーガーを用意する」との説明を行っていたそうだが、女は返金を要求、店員はそれを拒否していた。

そうしたやり取りから約7分後、カウンターで子どもたちが注文をしていたところに、女はバケツを持って接近。バケツもろとも、中に入っていた水をカウンター内にぶちまけた。さらに両手で頭を掻きながら、左右にウロウロとして怒りを抑えられない女は、カウンター上の物も次々と中へ放り投げ始め、大声で何か文句を言っている様子。ほかの客を気にする素振りもなく、辺りの物を投げ込むと、カウンターに並ぶレジまでも次々と下に落とした。

その後、警察への通報に気付いた女はそのまま逃走。現在もまだ逮捕には至っていないようで、同紙は情報提供を呼びかけている。

この話題を伝えた記事には180件を超えるコメントが寄せられ、「将来、彼女に出くわす人はみんな恐怖を感じる」「子どもの前でこんな行動取るなんて」と、女の行動への非難は多い。しかしその一方で「すぐにお金返せばよかったのに」と、店側の対応に疑問の声も挙がっている。

米放送局WTOLでは、マクドナルドで立て続けに起きた似たような事件を受けて、カウンセラーに背景の分析を依頼。カウンセラーは「客の中には、自分は他人から尊重されるべきと信じている人がいて、こうした行動は稀ではない」と話し、「この“されるべき”という考えが、感情の爆発の引き金をひいている」という。また、思い通りに行かない時に、感情に任せた行動に移るこうした人たちに対しては「“されるべき”ではなく、“こうしたい”と言葉で伝え、少し間を取って考える」ことが必要とアドバイスしている。

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