チキンマックナゲットが買えずに逆上、店員を殴るなど女性が大暴れ。

2010/01/06 15:13 Written by Narinari.com編集部

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米オハイオ州にあるドライブスルーのマクドナルドで、チキンマックナゲットを注文した24歳の女がいた。しかし、まだ朝メニューの販売時間だった同店ではナゲットの販売が行われておらず(※日本では朝マック時間帯でも購入可能)、買えないと分かると女は激怒。店員や窓ガラスを殴るなど暴れだしたため、店員によって捕えられ警察に逮捕されたという。

米放送局NBC系列WNWO-TVによると、事件が起きたのは年明け早々の1月1日朝早くのこと。近所のマクドナルドに車でやってきた女は、ドライブスルーでチキンマックナゲットを注文。店員は「朝メニューの時間なので販売はしていない」と事情を説明し、普通ならそれで終わるはずだった。

ところが、よほど手に入らないことが耐えきれなかったのか、女は突然逆上。対応していた店員の口元や、窓ガラスを殴り始めた。事態に気付いたマネージャーがやってくると、女は自分自身も殴り始めるなど錯乱状態に。マネージャーは窓越しに女の髪をつかんで確保し、そのまま警察へ通報。店員は殴られたことを警察に伝えなかったそうで、女は器物損壊の容疑で逮捕された。

ナゲットを食べて新年を祝うはずが、いきなり2010年最悪のスタートを切ってしまった女。自分自身も切り傷を負い、警察へ行く前に一旦病院で手当てを受け、その後1日拘置されたという。1月2日には裁判所で尋問が行われ、女は起訴事実を否認し無罪を主張。尋問後は釈放され、1月28日に次回裁判が開かれる予定だが、裁判官は「事件のあったマクドナルドには訪れてはならない」と命令を下したそうだ。

WNWO-TVが掲載した記事のコメント欄には、「(朝メニューが終わる)時間まで待てば良いのに」「無罪を主張して、勝ち目があると思うのか」と女性を批判する声が多い。しかし、「髪を引っ張った従業員を訴えないのか」との意見もチラホラ見られる。

また、米ニュースサイトのイグザマイナーは、「(店員に)優れた顧客対応能力ない場合、客はより暴力的になる」という記事を掲載。その中で、ある世論調査では44%の人が「店の接客がどんどん悪くなっている」と答え、「不満を感じても文句を言わない」とする人が91%に上ったと紹介している。そして、今回の事件は「彼女だけの問題ではない」と、店側の対応に問題がなかったのかと指摘。女性の行動はもちろん問題だが、店と客の信頼の欠如という米国が抱える事情に触れ、店員教育の重要性を説いている。

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