16歳で約3億円を当てた女性、英紙に「当選直後からクスリ」と告白。

2009/09/01 13:33 Written by Narinari.com編集部

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先日、話題を呼んだ英国の“16歳で約3億円の宝くじを当てた”キャリー・ロジャーズさん。当選から6年が経ち、現在22歳となったロジャーズさんは「目もくらむような派手な金遣い」の結果、当選金のほとんどを使い果たしたと言われている。そんなロジャーズさんのインタビューを、このほど英紙ニュース・オブ・ザ・ワールドが掲載。その中で「当選の直後から、クスリに手を出した」と、驚きの事実を告白している。

ロジャーズさんがロトくじで190万ポンド(約2億9,000万円)を当てたのは2003年のこと。英国史上2番目の若さでの1等ということもあり、当時、英国のメディアでは大きく報道されたという。しかし、大金を持つのに若すぎたロジャーズさんを待っていたのは、人生の転落という落とし穴。自分と家族に4軒の家を購入したほか、買い物や旅行、パーティーと惜しげもなくお金を使い、付き合った男性にはお金や車をプレゼントした。こうして残ったのは、2人の子どもに残した預金だけ。現在は弁護士に支払う3,000ポンド(約45万円)を払えなければ破産手続きに追い込まれるため、自宅を売りに出している状況だと伝えられている。

そうした状況の中、ニュース・オブ・ザ・ワールド紙のインタビューに応じたロジャーズさん。その中では当選金の使い道や、当時の心境を細かく明かしているが、「正直になりたい」と、クスリに手を出していた事実も告白している。これまでクスリの購入に充てた金額は、およそ25万ポンド(約3,800万円)。彼女が16歳で手にしたのは大金だけでなく、それに群がる男とクスリもセットだったようだ。

インタビューでは、ロジャーズさんがロトくじを当てたその週からコカインを始めたと明かしている。きっかけは、当時交際をしていた男性に勧められたから。この男性は、ロジャーズさんの2人の子どもの父親でもあるが、ロジャーズさんが当てたお金に無断で手を出したほか、彼女の妹にも手を出したというかなりの“ダメ男”。交際当時、すでにコカイン中毒だった男性はロジャーズさんにも手を出すよう勧め、彼女のお金で毎日500ポンド(約7万5,000円)コカインに使っていたそうだ。

その後、男性と別れ、コカインから離れた生活を送った期間もあるものの、新しい男性と交際を始めてから再びクスリ漬けに。結局、新しい男性も最終的にコカイン売買とスタンガン所持によって逮捕される“ダメ男”で、ロジャーズさんは身も心もボロボロとなっていった。ただ、現在は病院のカウンセリングを受け、クスリを断ち切ることができたという。

今は子どものために人生を立て直す努力を続けているロジャーズさん。子どものために預金していたお金は当初10万ポンド(約1,500万円)と伝えられていたが、実際は子どもの父親の男性に手を付けられ、1万5,000ポンド(約225万円)しか残っていないそうだ。

そして、インタビューの最後に、ロジャーズさんはこう述べている。「いつの日か、私を傷つけず、幸せにしてくれる男性を見つけたい」。

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