ベッカム移籍に動き、ギャラクシー会長がミラン側のオファー拒否を明言。

2009/02/09 21:34 Written by Narinari.com編集部

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ここ数日、ミランへの完全移籍をめぐって欧州メディアを中心に活発な報道がされているイングランド代表MFのデビッド・ベッカム選手。先日は本人から移籍を希望する発言が飛び出したが、今度はロサンゼルス・ギャラクシーのティム・レイウェケ会長が「我々はミランのオファーを拒否した」と発言したと、地元紙ロサンゼルス・タイムズが報じている。同会長は「サーカスや動物園のような騒動を、我々は終わらせる必要がある」として重い口を開いたようだ。

ここまでベッカム選手やミランのコメントに対して沈黙を守ってきたギャラクシーだが、2月7日付のロサンゼルス・タイムズ紙に掲載されたレイウェケ会長の発言は、「確かにミランからオファーがあり、そのオファーを拒絶した」というコメントから始まっている。

レイウェケ会長は「デビッドには、我々の手助けとなってピッチ上で暴れまわって欲しいと思っているが、ここまでまだ果たされていない」とベッカム選手に不満を示したうえで、「我々の意向は戻ってきてもらうことだ」と発言。2007年の米サッカー界移籍以降は目立った活躍が少なく、観客動員数が期待されたほど伸びなかった点もギャラクシー側の不満の一つだろう。また、英紙報道ではミランが提示した移籍金は2000万ドル(約18億円)とされていたが、ロサンゼルス・タイムズ紙は1000万ドル(約9億円)以上と報じた。

レイウェケ会長はこの記事で終始、頑なに移籍を拒否しているが、「もしミランで今季を過ごすなら、チームやファンにダメージがないようにきっちりと補償することだ」とも発言しており、交渉の余地があることを示唆している。

レンタル移籍後にミランで活躍を重ね、イングランド代表のファビオ・カペッロ監督も2月11日のスペインとの親善試合に向けベッカム選手を招集している。欧州メディア主導でミラン残留を期待する声が高まっている中、ギャラクシー側のコメントが出されたことで、ミラン側の次の一手に注目が集まる。

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