ベッカムが「ロスに戻らないだろう」と発言? ミラン残留示唆か。

2009/02/03 11:03 Written by Narinari.com編集部

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2010年サッカーワールドカップ(W杯)南アフリカ大会の出場を目指し、今年1月から3月までの2カ月間、米国のロサンゼルス・ギャラクシーからイタリアの名門ミランへレンタル移籍中のデビッド・ベッカム選手。現地時間2月1日に行われたラツィオ戦でも2アシストの活躍を見せ、ますます存在感を高めている。

こうした活躍からチームメイトやファンのみならず、英サッカー界からも3月以降のミラン残留を希望する声が後を絶たない。こうした中で、ベッカム選手が「ロサンゼルスには戻らないだろう」と発言したと英紙デイリー・ミラーが報じている。

ベッカム選手については、移籍当初から3月以降のミラン残留が各メディアに報じられていたが、ギャラクシー側は1月30日にティム・レイウェケ会長自ら「ベッカムはロサンゼルスを去ることはない」と取材陣にコメント。07年1月に300億円ともいわれる巨額の移籍金によってスペインのレアル・マドリードから引き抜いたこともあり、ギャラクシー側は一貫してベッカム選手の米サッカー界復帰という路線を崩していない。そのため、周囲の過熱ぶりとは裏腹にミラン側も慎重な態度を崩さず、公には「ミランには3月まで」とのコメントに終始していた。

またベッカム選手は、イングランド代表のファビオ・カペッロ監督が「常に試合に出て、コンディションの良い選手しか使わない」とする方針を打ち出したことから、米国に戻ると欧州リーグで活躍する選手たちとの代表争いに勝てないのではないかとの危機感が募っていたという。しかし、クラブ間の契約のほか、家族がロサンゼルスの居住や教育環境を気に入っているため、完全移籍について積極的になれないとも報じられていた。

ところがデイリー・ミラー紙によると、ベッカム選手が夫婦で話し合った結果、ビクトリア夫人がミランへの完全移籍を泣く泣く承認。さらに、ベッカム選手が「ロサンゼルスには戻らないだろう」と発言したという。これはいずれもビクトリア夫人の友人による証言だが、同紙の報道を受け「ベッカム本人からの移籍希望コメントが出た」と英メディアは一斉に報じている。

両クラブは今回の“発言”に対するコメントはまだ発表していないものの、ベッカム選手は問題の1つクリアしたと言えるだろう。今後は、ミランがギャラクシーに対してどのような働きかけが行うかが注目される。

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