未成年の少年が警察官になりすまし任務遂行、警察署でも気付かれず。

2009/01/28 17:36 Written by Maki K Wall@駐米特派員

このエントリーをはてなブックマークに追加


「将来の夢はおまわりさん」。子どもなら一度は憧れそうな職業ではありませんか。しかし、その望みがちょっと高すぎて、本物のポリスマンになりすましてしまった少年がイリノイ州のシカゴにいました。しかも、彼の“正体”が14歳の未成年者だと本物の警察が気付くのに、なんと数時間を要したといいますから驚きです。

この少年は入手したシカゴ市警の制服を着用し、ある警察署に「出勤」。そのままバレることもなく、なんとその日のノルマとして「パトロール任務」を課されたのです。そしてそのまま約5時間にわたり、管轄区内をパトカーで走るなどの任務を遂行していたのですが、偶然同じ場所にやって来た本物の警察官が彼の制服にバッジ(日本でいう警察手帳のように身元証明証となるモノで、星形をしている)がないことに気が付きます。問い質したところ、実は14歳であることが判明した……というのが事の顛末です。

少年は単にパトカーを乗り回していただけで、市民を事情聴取したり、スピード違反を取り締まったりといったことはしなかったそうですが、警察官になりすます行為はもちろん違法。その場ですぐに補導されました。

この少年は以前、警察が主催している体験学習に参加したことがあるほど、ポリスマンに強い憧れを持っていたそう。しかも体験学習のおかげ(?)で、かなりリアルな警察官のフリをすることが出来たようです。でも今回の一件で、将来「ポリスマンになる」という夢は潰えてしまったかもしれませんね。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.