「ランナウェイ・ブライド」の元婚約者、別の女性とひっそり結婚式。

2008/03/21 21:30 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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ご記憶にある方はいらっしゃいますか? narinari.comで過去に何度か取り上げたことのある、ジョージア州はアトランタにお住まいの「ランナウェイ・ブライド」こと、ジェニファー・ウィルバンクスさんです。最初に彼女のことをお伝えしたのは2005年5月のことですから、もうかれこれ3年近く前の話題ですねぇ……(遠い目)。

さてことの発端は同年4月、裕福な家庭出身のウィルバンクスさんが結婚式の直前にして、突如姿を消したことから始まります。金目当ての誘拐では? と地元警察や一般市民の有志が協力して、大規模な捜索に当たりました。そして失踪から3日後にウィルバンクスさん自身から電話。拉致されて暴行された挙句ニューメキシコまで連れて来られたというのです。しかし逃げ出した彼女は電話をかけた後無事に保護されて、これで「めでたし、めでたし」となる予定でした。

ところが、ここからがどんでん返し(笑)。

ウィルバンクスさんの証言にあやふやな面があることに気が付いた警察が、彼女を追求をしたところ、実は結婚式が怖くなって逃げ出していただけだったということを告白したのです。その後、騒ぎの大きさをニュースで知った彼女は、驚きと自分の行動を恥じたことで、思わずウソをついてしまったというのです。

この顛末でメディアからさらなる注目を浴びることになったウィルバンクスさん。警察に虚偽の通報をしたとして訴えられたりして、その後もなにかと話題になってしまいます。まあ、自分で撒いた種ではありますが、ゴシップネタにされるのは気の毒なことで……。

さて、この一連の事件で同情を集めたのが、花嫁に「逃げられた」婚約者のジョン・メイソンさん。彼女が戻った後も怒るワケでもなく、辛い立場になったウィルバンクスさんを支えている姿は、そりゃあ涙を誘いました。そして事件から1年経った時点では、婚約解消もせず一緒に暮らしていたらしいですが、その後はとうとう破局してしまったようです。ま、無理もなかろう。

で、このメイソンさん。先日とうとう他の女性と結婚なさったとのこと。今回は花嫁に逃げられなかったみたいです。ううう、よかったねぇ……(涙)。

セレモニー自体は、大変ひっそりとしたものだったそうで、過去のこともあるし、あんまり騒がれたくなかったという意向があったのでしょう。でも家族に見守られて夫婦の誓いを立てた彼らは、今幸せ一杯のカップルだとか。

どうかこれからの人生、末永くお幸せに。

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