ブリトニー妹妊娠で広がる波紋、主演ドラマ放送局では特番検討。

2007/12/26 21:14 Written by コジマ

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12月19日に報道された女優、ジェイミー・リン・スピアーズの妊娠。今年も英米各誌による「お騒がせセレブ」ランキングで1位を獲得したブリトニー・スピアーズの妹というだけでなく、16歳で妊娠ということが大きく取り上げられた。米芸能誌OK!によると、ジェイミー・リンは自宅での簡易検査ののちに産婦人科を訪れ、妊娠3カ月であることが判明。2週間後の感謝祭(11月22日)直前に母のリン・スピアーズさんに打ち明けたそうなのだ。

母もジェイミー・リン本人もショックを受け、父は妊娠に激怒しているようだけど、ジェイミー・リンは同誌に対して出産するつもりであることを語っている。お相手のケイシー・オルドブリッジさんとの交際期間は半年。今夏には破局が伝えられており、両親としてはさぞかし驚いたことだろう。しかし、オルドブリッジさんは周囲の評判も上々で、ジェイミー・リンの両親もその人柄を気に入っているのだとか。報道でこの事実を知ったブリトニーは、母親に対して怒りをぶちまけたようだけど。

これだけだとハッピーエンドを予感させるが、ジェイミー・リンはブリトニーの妹であるだけでなく、10代向けのドラマに主演する女優。その影響が、各所で出始めているのだ。

まず、母リンが執筆した子供のしつけ本「Pop Culture Mom: A Real Story of Fame and Family in a Tabloid World」の出版が延期になった。もともと薬物・アルコール依存症や奇行を繰り返すブリトニーの母がしつけ本を出版することに批判が出ていたのだけど、今回のジェイミー・リン妊娠で批判が強まることを予感したのか、自主的に延期したのだ。

また、ジェイミー・リンは9〜14歳がおもな視聴者というドラマ「ゾーイ101」に主演していたことから、10代の出産率がさらに増加するのではないかと懸念する声が上がっている。もともと10代の出産率が高かった米国は、性教育を徹底するなどの効果によって1991年以降に減少。しかし、昨年は再び増加に転じた。このことから、10代への影響が大きいジェイミー・リンの妊娠は、米社会に衝撃的を与えている。さらには、これに関連してブッシュ政権の教育政策を批判する識者も出始めているのだそう。

「ゾーイ101」を放送している米ニコロデオンには、視聴者からジェイミー・リンが母親になることについて「子供にどう説明すればいいのか」などの意見が多数寄せられているという。これを受けてニコロデオンは、性や愛をテーマにした子供向け特別番組の放送を検討しているのだとか。司会には、エイズやコロンバイン高校乱射事件などをテーマにした子供向け番組を担当したジャーナリストのリンダ・エラビーさんを起用する予定。

ネットではジェイミー・リンの妊娠を扱ったリアリティ番組が制作されるのではないかという噂も飛び交っており、16歳の妊娠騒動を描いた映画「ジュノ」(ジェイソン・ライトマン監督)がジェイミー・リンの妊娠によってアカデミー賞有力候補になったと米メディアが報じるなど、まだまだ波紋は広がっていきそう。ただ、親にとって、子供たちと性について話し合う良い機会なのかもしれない。

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