若手女優のトップとして期待を集め、走り続けてきた沢尻エリカにとって、2007年はまさに「逆風」の年。主演映画「クローズド・ノート」の舞台挨拶での「別に…」発言をきっかけに、それまでのテレビ番組での不機嫌な態度や、「女王様」的なキャラクターにも猛批判が起きたなりよね。「芸能界にはそれくらい尖った人が居ても良い」と擁護するファンがいる一方で、メディアはバッシングに転じ、仕事面にも打撃を与えてしまったなりよ。

一時はCMのスポンサー契約が打ち切られたり、留学説、休養説も流れたりしたなりが、ERIKA名義での歌手活動は予定通り続けられ、11月28日にはテレビ朝日系ドラマ「モップガール」の主題歌「Destination Nowhere」を発売。それに合わせて雑誌「oricon style」のインタビューに「エリカ節」を交えながら答えていたほか、12月には恋人でハイパーメディアクリエイターの高城剛氏と共にレッド・ツェッペリンの再結成ライブを観るため渡英するなど、再び表の活動が増えてきたなりよ。批判的な空気もだいぶ和らいできており、心機一転、新しい年に臨むことができそうな流れができつつあったなりね。

でも、またしても沢尻エリカにマイナスとなる事故のニュースが飛び込んできたなりよ。東京都目黒区青葉台の旧山手通りで、沢尻エリカ運転の乗用車が交差点で右折をする際に、左折してきた20代男性の乗る大型バイクと接触事故を起こしたなりね。道路交通法37条では「車両等は、交差点で右折する場合において、当該交差点において直進し、又は左折しようとする車両等があるときは、当該車両等の進行妨害をしてはならない」と規定されており、この事故のケースでは沢尻エリカの前方不注意が問われることになるなりよ。

幸い、両者にけがはなかったので大きな問題にはならなそうなりが、一年の最後にダメ押しでマイナスのニュースが流れてしまった沢尻エリカ。つくづく、今年は「逆風」の一年だったなりね……。