視聴率好調のフジ土曜ドラマ枠、新作は主役9人が「死」見つめる。

2007/12/18 10:26 Written by コ○助

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1年を通して視聴率面での苦境が伝えられていた2007年のドラマ界なりが、そんな中でも明るい話題を振りまいたのが、4月からフジテレビが新設した土曜23時のドラマ枠。かつてほど「視聴者がドラマを見ない」今の時代にあえて新設することで、次代を担う若手俳優や企画を育てるという、高い目標を掲げてスタートしたドラマ枠だったなりよ。当初は苦戦も予想されたなりが、蓋を開けてみれば第1弾の「ライアーゲーム」(主演:戸田恵梨香)が平均11.2%、第2弾の「ライフ」(主演:北乃きい)が12.2%と、深夜の時間帯にしては好視聴率を記録。作品の出来も良く、視聴率以上に話題になることが多かったなりよね。

そして、現在放送中の第3弾「SP」では、12月15日の放送分までの平均が15.3%、最高が17.6%(第2回放送分)と、ゴールデンタイムに放送されるドラマでも最近はなかなか出せないような視聴率を叩きだしているなりよ。今年の「秋ドラマ」全体から見ても、「ガリレオ」「医龍 Team Medical Dragon2」に次ぐ3位の視聴率という、素晴らしい結果を残しているなりね。

こうした流れによってさらに注目を集めることになる、次の「冬ドラマ」の作品が明らかになったなりよ。死を宣告され、人生の終焉を迎える直前、人はどう生きるのかをテーマにした「ロス:タイム:ライフ」で、来年2月2日にスタートするなりね。一話完結のスタイルで、主役が9人登場するという、これまでの3作品とはまた趣を異にする作品となるなり。

サンケイスポーツによると、登場する9人の主役は、第1話から順に瑛太、NEWSの小山慶一郎、友近、上野樹里、伊藤淳史、ココリコの田中直樹、常盤貴子、真木よう子、大泉洋。そして、温水洋一がキーマンとして、9話すべてに登場するなりね。作品の雰囲気や内容は全く異なるなりが、ドラマのスタイル的には「世にも奇妙な物語」のイメージが近そうなりよ。

「不意に死を宣告される」「残りの時間の生き方」という大枠のコンセプトは、「週刊ヤングサンデー」(小学館)に不定期で連載され、来年秋の公開に向けて映画版が製作されているマンガ「イキガミ」に似てはいるものの、「ロス:タイム:ライフ」はコメディータッチで描かれるようなので、両作品を対比しながら見るのも面白いかもしれないなりね(「イキガミ」は重めのストーリー)。

作品の内容はもちろん、視聴率的にも「SP」を超えるヒットを飛ばすことができるかどうか。注目しておきたいところなり。

☆現在までに判明している2008年「冬ドラマ!」
[記号の説明]◎…確定、○…ほぼ確定、△…噂アリ、×…ガセ
◎月曜21時「薔薇のない花屋」(主演:香取慎吾)フジテレビ系
◎火曜21時「ハチミツとクローバー」(主演:成海璃子)フジテレビ系
◎火曜22時「あしたの喜多善男〜世界一不運な男の、奇跡の11日間〜」(主演:小日向文世)フジテレビ系
◎火曜22時「貧乏男子(ボンビーメン)」(主演:小栗旬)日本テレビ系
◎水曜22時「斉藤さん」(主演:観月ありさ)日本テレビ系
◎木曜22時「鹿男あをによし」(主演:玉木宏)フジテレビ系
◎木曜22時「だいすき!!」(主演:香里奈)TBS系
◎金曜21時「交渉人 〜THE NEGOTIATOR〜」(主演:米倉涼子)テレビ朝日系
◎金曜22時「エジソンの母」(主演:伊東美咲)TBS系
◎金曜23時「未来講師めぐる」(主演:深田恭子)テレビ朝日系
◎土曜21時「1ポンドの福音」(主演:亀梨和也)日本テレビ系
◎土曜23時「ロス:タイム:ライフ」(主演:瑛太など9人)フジテレビ系
◎日曜20時「篤姫」(主演:宮崎あおい)NHK
◎日曜21時「佐々木夫妻の仁義なき戦い」(主演:稲垣吾郎)TBS系

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