国からの死の宣告「逝紙」を巡る物語、マンガ「イキガミ」が映画化。

2007/09/06 21:49 Written by コ○助

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国民に「生きること」の価値を再認識させるため、18歳から24歳の若者を対象に、約1,000分の1の確率で国から配達される死亡予告書「逝紙(いきがみ)」。この「逝紙」が届いた若者に残された時間は丸1日、最後の24時間をどう過ごすのか、そして若者の家族や恋人はどうやって死を受け入れるのか……。「死」という終末を目前に突きつけられた人間の悲喜こもごもを描いた1話完結の物語が、「週刊ヤングサンデー」(小学館)に不定期で連載されているマンガ「イキガミ」なりよ。

このマンガに登場する架空の国家では、国家繁栄維持法なる法律にもとづき、小学校入学と同時に全国民が「国繁予防接種」を受けるなり。予防接種によって体内には約0.1%の確率で体内で破裂するナノカプセルが埋め込まれるなりが、不運にもその対象に選ばれてしまった人間が成長し、18歳から24歳になったときに配達されるのが「逝紙」なりよ。物語では「逝紙」を受け取った当事者の人間模様だけでなく、「逝紙」を配達することへの苦悩と葛藤を続ける配達人の心情も描かれており、「死」というものを深く考えさせられるストーリーが繰り広げられるなり。

そんな「イキガミ」が、2008年秋の公開を目指して映画化されることが、現在発売中の「週刊ヤングサンデー」で発表されたなりよ。

その内容から、これまでもドラマ化の噂はチラホラとあったなりが、話の重さを考えると、テレビというよりは確かに映画のほうが向いているのかも。映画化の告知にはキャストやスタッフ、ストーリーなどに関する情報はなく、まだ秘密のベールに包まれているなりが、ストーリーテラーの配達人のキャストさえしっかりしていれば、「逝紙」の配達される人の数だけ、いくらでもストーリーを展開していくことが可能なだけに、非常に映画化が楽しみな作品なりね。

今後、何か新しい情報が分かり次第、「イキガミ」映画化の話題はお伝えしていくことにするなり。

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