阪神の打線強化策は「FA・福留獲り」、最大の大物争奪戦に参戦へ。

2007/10/05 14:37 Written by コ○助

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球界を代表する左腕ストッパーの岩瀬仁紀投手(中日)や、メジャーも虎視眈々と狙う福留孝介外野手(中日)、通算192本塁打を放つスラッガーの新井貴浩内野手(広島)、アテネ五輪代表にも選ばれた「幕張の防波堤」こと小林雅英投手(ロッテ)、チームの主軸として活躍を続ける和田一浩外野手(西武)など、今年のFA戦線は例年以上に大物選手がズラリ。それだけに、戦力補強を目論む各球団の動向がシーズン中からスポーツ紙などで報じられてきたなりが、かねてから今オフの大型補強の方針を明らかにしていた阪神がどの選手をターゲットにしているのかが判明したようなりよ。5日付けのデイリースポーツが1面で「福留一本」と報じているなりね。

阪神の今オフの補強テーマは「打の強化」。今年、辛うじてクライマックスシリーズへの進出を果たせたのは、プロ野球界最強の救援陣である「JFK」の存在があるからに他ならず、実際のところは先発投手陣も、打撃陣もボロボロの状態だったなりよ。特に打撃陣は悲惨な状態で、チーム打率は12球団で最下位の.255、チーム得点も12球団で最下位の518得点、チーム本塁打はセ・リーグ最下位の111本しかないなりね。

そのため、早い時期から阪神がFAでの獲得に乗り出すと見られていたのが広島の新井選手か、中日の福留選手。共に球界トップクラスのスラッガーであり、獲得できれば今季も31本塁打を放った金本知憲外野手、そして今季ブレイクしてさらなる飛躍が見込める林威助外野手との強力なスリートップを形成できるため、阪神にとっては是が非でも獲得したい選手なりよ。

当初阪神ファンの間では、金本選手が広島時代から「舎弟」のように可愛がっていることもあり、新井選手の獲得に乗り出すと見る向きが強かったなりが、一方で広島から獲得した選手が打線に並ぶ(シーツ、金本、新井)ことに抵抗を覚えるファンも多く、反対意見も無視できないほど大きくなっていたなりね。純粋な戦力補強という意味では、選手がだぶつき気味の外野手よりは、内野手のほうがピタッとハマる可能性は高いなりが……。

こうした状況の中、5日付のデイリースポーツが阪神は福留選手の獲得に全力を注ぐと報じているなりよ。あくまでも「メジャー球団とのマネーゲームにならない場合」「チームの主軸である金本選手の年俸(5億5000万円)を上回らない場合」との注釈が付いているようなりが、球団内では福留選手獲得に向けて水面下で準備を進めているというなり。

でも、福留選手は「中日と巨人以外は行かない」とした上で、1995年のドラフトで近鉄1位指名を蹴って社会人に進み、その後逆指名で中日に入団している経緯や、メジャー志向が強いと言われていることなどから、仮にFA権を行使したとしても阪神に移籍する可能性があるかどうかは微妙なところ。メジャー移籍の際には星野ジャパンによる北京五輪日本代表への参加ができないというリスクも伴うなりが、レッドソックスをはじめメジャー数球団が獲得に乗り出すと見られているだけに、福留選手の行方に注目なりね。

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