放映権問題でスペインサッカー中継できず、WOWOWにファン怒る。

2007/09/03 05:20 Written by コ○助

このエントリーをはてなブックマークに追加


数ある海外のサッカーリーグの中でも、世界中から代表クラスのスター選手が集い、ハイレベルなプレーが見られるリーグとして、日本でも年々人気が高まっているスペインのリーガ・エスパニョーラ。それほどサッカーに詳しくなくとも、きっと二大クラブのレアル・マドリードやバルセロナの名前を耳にしたことはあるはずなりよ。特にこの両クラブは日本を大きなマーケットと認識しており、レアル・マドリードは2003年から3年連続で、バルセロナは今夏に親善試合を行うため来日しているなりね。

日本におけるリーガ・エスパニョーラの人気を支えているのは、WOWOWが独占で放送しているリーグ戦中継の存在が大きいなり。時差の関係で深夜から早朝にかけて放送されることの多い試合を、ファンは眠い目をこすりながら楽しみに見ているなりね。コ○助の周囲にもリーガ・エスパニョーラのファンが多く、注目のカードが放送された翌日は、いかにも眠そうな顔をしているのをよく見かけるなりよ(笑)。

でも、いま。このWOWOWによるリーガ・エスパニョーラの中継が放映権を巡るトラブルで危機に立たされているなりよ。今年のリーガ・エスパニョーラは8月25日に開幕したなりが、放送を予定していた第1節「レアル・マドリードvs.アトレティコ・マドリード」の試合が「スペイン現地権利元の都合」(WOWOWの公式発表より)によって急遽放送中止という異例の事態に。そして第2節を迎えた9月2日時点でも「現地権利元の都合」は改善されておらず、急に放送予定が差し変わるなど、なにやら迷走状態に陥っているよなりね。そして、中継を楽しみにしていたファンからは「もう解約する!」との怒りの大合唱が聞こえてくるなりよ。

なぜ、このようなことが起きているのか。WOWOWから詳しい状況説明がないので推測の域は出ないものの、「リーガブログ・ドット・コム」によると、どうやら次のようなことが起きているようなり。

・2つのスペインメディア製作会社(メディアプロとアウディオビスアル)の放映権をめぐる利権争いがすべての発端。
・7月頃から両社の関係が急速に悪化、放映権トラブルで訴訟沙汰に発展するまでこじれている。
・製作会社ごとに放映権を持つクラブが異なっているため、両社が歩み寄りを見せない限り、対戦カードによっては放送できない可能性が高くなっている。

大枠はこんな感じで、WOWOWとスペインの権利元との間で起きているトラブルではなく、スペイン国内でのいざこざが世界中に飛び火しているなりね。視聴者の怒りの矛先は、実際に中継ができずにいるWOWOWに向けられているなりが、WOWOWとしてもトラブルの解決方法が見いだせずに困惑している状況だと言えそうなりよ。

つい先日はスカパー!のJ SPORTSが、ドイツのブンデスリーガの放映権獲得できずにファンを落胆させたばかりなりが、こうした放映権のトラブルによってせっかく盛り上がってきた海外サッカー熱が冷めてしまうのは残念なこと。今回のリーガ・エスパニョーラの一件も早く解決の道が開けなければ、ファン離れに繋がってしまいそうなりよ。WOWOWにできることは少ないのかもしれないなりが、なにかファンが希望を持てる方法を、一日も早く提示して欲しいものなり。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.