J SPORTSがブンデスリーガの放映権獲得できず、サッカーファン落胆。

2007/08/14 11:47 Written by コ○助

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海外スポーツのファンにとって、日本のテレビで中継されるかどうかは死活問題。それが地上波であれ、BSやCSでの放送であれ、映像で見られるのか、それとも雑誌やインターネットの文字情報で我慢するのかは、情報入手の難易度&満足度においてまさに雲泥の差なりよね。かつて海外スポーツは文字で情報を追いかけるのが当たり前だったなりが、近年はBSやCSのチャンネル整備の恩恵を受ける形で映像を目にできる機会が増え、それがファン拡大に繋がっていたのは言うまでもないなりよ。

数ある放送局の中でも、海外スポーツの放送に力を入れてきた放送局のひとつが、CSやケーブルテレビで人気のスポーツ専門局であるJ SPORTS。WWEやNBA、ツール・ド・フランスから卓球、バドミントン、ダンス、バス釣り、ビリヤードに至るまで、さまざまな海外スポーツの情報を伝え、その筋のファンから高く評価されてきたなりよ。コ○助もJ SPORTSがなかったらWWEに触れることもなかったはず。ふとチャンネルを合わせたときに流れる、珍しいスポーツの映像に目がとまることもしばしばで、地上波では決してお目にかかえれない情報に出会えるのは、さすが専門局といった感じなりね。

そんなJ SPORTSではあるなりが、今季も獲得を目指していた海外サッカーの放映権獲得が思うように進まず、いま、サッカーファンを落胆させているなりよ。放映権が獲得できなかったのは、フランクフルト(高原直泰選手や稲本潤一選手が所属)などが所属する世界屈指の強豪リーグ・ドイツのブンデスリーガと、南米サッカーファンから熱い視線が送られるアルゼンチンリーグ、それとプレミアリーグの人気クラブが運営している公式番組「MUTV(マンチェスター・ユナイテッドTV)」「CHELSEA TV(チェルシーTV)」「Arsenal TV(アーセナルTV)」。いずれも放映権料の折り合いが付かず、J SPORTSが獲得を断念せざるを得ない状況になってしまったようなり。

今回、J SPORTSがこれらの放映権を獲得できなかった背景には、並行して交渉が行われていたプレミアリーグの放映権獲得に相当な資金を投じたからだと言われているなりよ。8月13日付けで出されたプレスリリースによると、J SPORTSは今季からプレミアリーグの3シーズン分のCS独占放映権を獲得。プレミアリーグファンからは諸手を挙げて歓迎されたものの、ブンデスリーガやアルゼンチンリーグはその余波を受けることになってしまったわけなり。

この結果に、ブンデスリーガやアルゼンチンリーグの放送を楽しみにしていたファンからは落胆の声が続々。特に倉敷保雄アナ&金子達仁のコンビによるブンデスリーガの実況と解説にはファンが多かったこともあり、「このコンビでの中継が見られなくなるなんて……」「新生バイエルンやフランクフルトが楽しみだったのに」「高原と稲本が見られなくなったのが悲しい」など、mixiや2ちゃんねるではファンが悲しみに暮れているなりよ。

日本にはスポーツに強い放送局がいくつかあるので、まだ完全にブンデスリーガやアルゼンチンリーグが日本で放送されないと決まったわけではないなりが、少なくともJ SPORTSではその可能性はゼロとなってしまったなりね。人気のある映像コンテンツだっただけに、残念な話なり。

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