史上最多入場者を記録、フジロック'07の2日目をレポート その2。

2007/08/06 19:48 Written by コジマ

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7月27〜29日に行われたFUJI ROCK FESTIVAL '07の2日目のようすをお伝えしているレポート。前夜祭を含めた4日間で史上最多となる入場者12万7000人を記録しただけあって、どこのステージも大勢の聴衆を集めていたのだ。では、続きをどうぞ。

オマー・ロドリゲス・ロペス・グループのド迫力ステージを味わっった後、すでに開演しているイギー&ザ・ストゥージズのステージを観るため三たびグリーンステージへ。しかし、到着するととんでもない事態になっていたのだ。大勢の観客がステージを埋め尽くしている……。「ノー・ファーン!」と叫んでいるイギーがどこにいるのか分からないほどで、現地で合流したフジロック大好きの知人は「フジロックのステージに上がれるチャンスなんてないですよね。最初から前で観てればよかった……」なんて、相当悔しがっていたのだ。うーむ、オマーのステージに誘わなければよかった。ステージ上では演奏が終わっても観客がステージから降りず、はじめは「テイク・イット・イ〜ジ〜」と言っていたイギーも、しつこく絡んでくる観客に腹を立てて最終的には「マザー・ファッカー!!」と叫んでいた。いやはや、また1つ、フジロック史に伝説が刻まれたのだ。

生ける伝説ぶりを見せつけたイギー&ザ・ストゥージズのステージの後、ホワイトステージのアッシュとかなり迷ったのだけど、結局、浅井健一を観にレッドマーキーへ。グリーンステージでも問題ないほどの観客を集め、ノッケから最高に盛り上がっていたのだ。声も姿もステージングも、やっぱりベンジーはかっちょいいなあ。

レッドマーキーを後にして、ディアフーフの演奏を苗場食堂で堪能していると、ヘッドライナーであるビースティー・ボーイズのステージが始まったのでグリーンステージへ急行。スーツ姿で登場した3人、ヒップホップやハードコアチューンで相変わらずのキッズな姿を見せたかと思えば、話題の新作『ザ・ミックス・アップ』からのインストナンバーでは大人な一面も披露してくれた。DJミックスマスター・マイクも超絶技巧で会場を沸かせ、マニー・マークはこの日2度目の出演とは思えないほど派手に動き回っていたのだ。ぼくらの周りには外国人のグループがいたのだけど、彼らの陽気な動きにつられてぼくらも踊りまくっていた。アンコールの「サボタージュ」は最高だったなあ。

楽しみにしていたビースティーズが終わってちょっと脱力感に襲われながらも、すでに始まっていたBOOM BOOM SATELLITESのステージを観にホワイトステージへ。グリーンステージに負けないほど盛り上がっており、海外で認められている実力を再確認したのだ。

BOOM BOOM SATELLITESの後はフィールドオブヘブンやオレンジコートの幻想的な雰囲気を味わおうとボードウォークを歩いていたのだけど、2つのステージはすでに終了。こんなことならレッドマーキーのシミアン・モバイル・ディスコを観ればよかった……。でも、ボードウォークに飾られた光のオブジェの数々にちょっとだけ気持ちが和らいだのだ。

オアシスエリアに戻ってパフォーマンスを楽しみながらラーメンとイカのゲソ焼きを食べ、レッドマーキーで行われるジャスティスのステージを観たい気持ちを抑えつつ、クルマを停めてある越後湯沢に向かうため会場を後にした。

今年は、短時間しか楽しめずのんびりもできなかったのが残念だったけど、フジロックの気分が味わえてよかった。出演者、スタッフのみなさんに感謝しつつ、来年のフジロックにも期待したいのだ。

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