元巨人の「最強助っ人」ウォーレン・クロマティ氏がハッスル参戦。

2007/06/01 17:55 Written by コ○助

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時は1980年代後半、7年間に渡り巨人の助っ人として活躍し、日本のプロ野球ファンに多くの感動を与えてくれたウォーレン・クロマティ外野手。通算打率.321、171本塁打、558打点という成績や首位打者(1989年)、MVP(1989年)などの獲得タイトルもさることながら、派手で元気いっぱいのパフォーマンスから、長くファンに愛された選手だったなりよね。日本球界を去ってから15年以上が経過した今もなお、「史上最強助っ人」と呼ぶ人も少なくないなりよ。

そんなクロマティ選手が現役を退き、しばらくしてから再び話題になったのは2005年のことだったなり。日本で人気のギャグマンガ「魁!! クロマティ高校」の実写映画版が公開される直前に、「青少年のために活動しているのに、自分の名前が不良高校の名前に使われており、憤りを感じる」と激怒。映画の公開差し止めを求める仮処分を東京地裁に申請する動きを見せるという、配給会社との一悶着があったなりよ。最終的にはそれほど大きな問題に発展することなく、映画も無事に公開されたなりが、どんなカタチであれ、久しぶりに表舞台に名前が登場したことで大きな話題を呼んだなりよね。

でも、次に話題になったとき、クロマティ選手への評価は急落してしまうなりよ。それは米国の独立リーグ「ゴールデンベースボールリーグ」に参戦していた、「日本人選手だけで構成された球団」サムライ・ベアーズの監督に就任したときのことだったなり。日本での実績から、本業の野球というフィールドでの活躍に期待が寄せられたなりが、監督としての才覚はあまりなかったようで、チームは低迷&空中分解。クロマティ監督との確執から途中で退団した選手からは次のような「悪評」(いずれも週刊文春より)が飛び出す始末だったなりよ。

「とにかく口癖は『ファック』で、選手がミスすると『ファック・ユー』を連発するんですよ。朝から晩までファックファック言ってますね」
「前にホテルでクロマティと隣の部屋になったとき、ファックファックうるさくて、部屋を替えたこともあります」
「クロマティはサインミスが多くて、多いときには一試合に五回くらいあるんです」
「選手に『お前、俺の荷物を取ってきてくれよ』って自分の荷物を持たせ、自分では絶対に持たないんですよ」
「テレビとかの取材が来た時だけ頑張ってウォーミングアップなどをリードするんですけど、取材陣がいなくなると他の選手に『代わりにやれよ』と言っていなくなってしまう」

「名プレーヤーが名監督とは限らない」とは、野球の世界ではよく言われることなりが、クロマティ選手もこの言葉にピタッと当てはまってしまった……というのが、サムライ・ベアーズ監督時代の評価となってしまったなりね。だからと言って決して巨人時代の栄光が汚されるわけではないなりが、少しばかり巨人時代のイメージからマイナス方面に「軌道修正」したファンがいることは確かなりよ。

サムライ・ベアーズでミソを付けてしまったクロマティ選手は、恐らく今後、指導者としてプロ野球やメジャーなどの野球界に戻る可能性は低いと言わざるを得ないなりが、意外なところからオファーを受け、新しいステージに飛び出すことが明らかになったなりね。なんとHGやインリンからタイガー・ジェット・シンやアブドーラ・ザ・ブッチャー、天龍源一郎らも参戦して大盛り上がりのプロレス「ハッスル」に登場するというなりよ。今年上半期の祭典「ハッスル・エイド2007」(6月17日、埼玉スーパーアリーナ)への参戦オファーに対し、クロマティ選手は「(ハッスルが)骨髄バンク8万人登録運動を支援する大会であること」に賛同、快諾したそうなり。

野球選手がプロレスのリングに上がるケースは稀なりが、「激情家」として知られ、知名度は抜群のクロマティ選手なら、それなりのパフォーマンスを見せてくれるかも。これが真剣な格闘技イベントならファンからの反発を食らいそうなりが、そこは「プロレスを超えたファイティングオペラ」を自称する「ハッスル」なので、純粋に楽しむことができそうなりよね。気になる人は、ぜひ「ハッスル・エイド2007」へGOなり! 

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